2009年 05月 05日
子供の日。晴。 妹から早々と「母の日」の花が宅配されてきた。もうそういう季節ね。 黒石の温湯温泉郷の「鶴の湯」へ。今日は1人200円の日。 西陽が高い17時のうちに、山を越えて帰宅。 子供の日。鯉のぼり。 私には大きな「鯉のぼり」を揚げてもらった記憶がある。 父は初めての男の子である私を彼なりに愛してくれたのだろう。 竿の直径が10cm以上はある竹のその先には勇壮に風になびく吹き流しと黒い鯉と赤い鯉が泳いでいた。 私の記憶の中ではこの3種だけが飾られていたように思う。一番下にあるはずの青い子供の鯉はいない。 自分の背丈が小さかったせいもあるが、近所でも一番目立っていた大きかった記憶。 父は頑張ったんだな。 今、父にその感謝の気持ちを伝えられないのが残念だ。 そういえば一緒に酒を飲んだ記憶も定かではない。 いま、その「鯉のぼり」は大人になってからの父との記憶のように曖昧ではっきりしない。 「鯉のぼり」も引っ越しで何処かにいってしまったのか。 今見たらどういう感覚を呼び覚まされたことだろう。その大きさ。勇壮さと古色。 今 揚げようにも、その場所も環境も住宅事情も整わなくて、きっと難しいことだろう。 時代は過ぎる。子供も壮年に成り果てたのである。
by aura-21
| 2009-05-05 23:55
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