2010年 02月 13日

盛岡で展覧会を見て歩く

盛岡へ。高速道路を走るのも久しぶりだ。
途中、凍結防止剤散布車の後に付いてしまいボンネットが白くなる程に薬を浴びてしまった。


昼食(直利庵)、食後の珈琲(クラムボン)のちギャラリー彩園子へ。
2000シリーズ Vol.11 磁気状況・2010 Part 1「三河 渉 × 浅倉 伸」展。今日最終日。
作家の浅倉さん在廊。

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浅倉 伸 作品(2010年2月 ギャラリー彩園子 I)

クッショニア。クッションの表面に細密な絵が描かれている。表面が膨らんでベロアや高級そうな織物に描かれててそれがクッションのように膨らんでいる。平面でも立体でもなく、その両方を跨いだような作品。素材感と表面の絵の印象と相まって不思議なものがぽこぽこと壁に並んだ感じだ。
浅倉さんには一昨年のここでの拙作個展の際にとてもお世話になり、その時から親しくしてもらっている作家さんです。
作品の掲載許可をいただいたので他の作品も紹介します。


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今回一番大きなサイズの作品(横が120cm位)

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ベロアの生地は当たる光の加減で黄色と茶色が現れます。上部に焦げ茶で着色されているのかと思いました。

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この作品には眼がありました。ちょっと恐い。

テキスタイルのように先に細密画を描いてからパネルにパンヤを入れて貼るのかと伺ったら、膨らませ張ってから曲面に細密画を施しているそうです。回り込んだ側面から裏側にかけてまで(見えないのに)描いているそうです。伺ってみると作家の話はとても面白いものがたくさんあります。

「アート@つちざわ」でお世話になったROKUさんも書いているブログ アルバムでも今展を紹介していました。



岩手県公会堂アートショウ+」へ。会場はここ岩手県公会堂と昨年秋に私も展覧会をさせていただいた旧石井県令邸の2箇所。公会堂も県令邸も古い西洋建築の内部を使って展示しています。インスタレーションはその展示されている空間も一緒に味わう意味合いがどうしても強くなります。公会堂は全部の部屋を展示場所としていないので(事務所や県民へ貸し出している部屋もあるようです)、作品展を見る人以外の往来もあってその空気感が面白いと感じました。画廊や美術館とは違った「人の暮らす空間」での美術展示ということに私は興味があるからです。

県令邸の方は以前は私邸だったりその後看護学校や寮として使われた経緯はありますが、現在は利用期間以外には人がいない場所です。その構造体を残しながら美術展などに利用されているので、建築の外観、装飾、古い床、階段、壁、など公会堂と同じく歴史を漂わせながらも普段は人の住まないので、また別な作品との相乗関係があります。

外国から参加されている作家のインスタレーションは空間との対処が上手くて魅せられます。この2つの建築も日本では古い洋風建築ですが、彼らの国にはもっと古くて美術展示に格闘したり調和したりしなければならない「文化」が既にあるせいだからかも知れません、、というような印象を持ちました。



盛岡駅西側、マリオス4階で開催している「第13回 いわて・きららアート・コレクション」は知的障がいのある方の制作した作品の全国公募展。こちらは明日最終日。終了間際に会場へすべりこみ。
思っていた量を越えた作品数に驚きました。入口近くに並んだ入賞作品の中には驚かされるものもある。
るんびにい美術館」へも行きたかったが場所が花巻な上に地理不案内、道に迷うだけか。日帰の予定で来たのでまた次回の楽しみとして本日は断念した。


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by aura-21 | 2010-02-13 23:48 | 展覧会


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