AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2004年 07月 17日

石神の丘美術館

曇天。岩手町立石神の丘美術館まで「杉本みゆき展」を見に行く。
かみさんは明日急に仕事となったので今日は家でのんびりしていたいそうだ。
老人2人(母と伯母、合わせて157才)を乗せてのドライブとなった。
南下するにしたがい小雨から大粒の雨という気象状況。青森市内は終日曇天だったようで地域的な降雨模様を小さな車は突き抜け往復していたようだ。

裏八甲田を抜けて十和田市から国道四号線を進む。
15時に石神の丘美術館についた時は傘を忘れたことを悔むような降り。
石神の丘美術館は「村上善男全版画展」以来2度目。展示空間は1つだが今回は壁面パネルで仕切ったS字の蛇行する動線空間で展示されている。
みゆきさんは私の高校の先輩にあたる。3年先輩なので高校時代ではなく随分あとになってから出会った。雨の中を突き抜けて辿り着いたここにも「雨」をイメージさせる(実際に雨にまつわるタイトルのつけられた)青をポイントとして使われた美しい抽象絵画が並んでいる。以前に見たことのある絵も並んでいるのだが記憶の中にみゆきさんの画風というのがあって描かれる全てが彼女らしい瑞々しさを持っているので1点1点についての細かい記憶よりもイメージ像で憶えている。だから今回見た絵はまた新鮮に見えた。「あぁ、こんなディテールだったのか」とか、その色の深さとか。複雑にアクリル絵具や日本画の顔料を混ぜて作られたブルーには硬さと柔らかさ、打ち当る存在感と透明に突き抜ける触れえない触覚のようなものを感じた。まさに水の変幻自在さであり精神風景としての「雨」であった。

大雨警報の出ている盛岡まで足を延ばす。街はかなりのドシャブリだ。日帰りの予定なのであちこちと寄ってもいられず残念である。上ノ橋のたもとにある「ささき千代紙店」で月末の「キッズ・アート…」のWSで使う色の和紙を購入する。5月の個展でお世話になった喫茶クラムボンで珈琲を飲む。偶然マスター正明さんの娘さんを紹介され「こんな大きな娘さんだったっけ…」と時間の経ったことにまた驚き、道に迷ってぐるぐる、駅前の盛楼閣で冷麺を食べて、帰路につく。23時に無事帰宅。
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by aura-21 | 2004-07-17 22:55 | 展覧会


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