AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2003年 10月 20日

海峡 訃報

晴れ。
昨日まで開催の「スローライフ工房展」、多くの皆様のご来場に感謝いたします。




昼近くまで寝てた…

「国際交流ハウス」で開催している「ポッピング・チャネル」展を見に行く。
「第15回 日本海峡フォーラム」に関連し「海峡」をテーマに青森で制作された4人の作家…鈴木 淳さん(北九州)、堀 晃さん(下関)、関野洋作さん(青森)、宮嶋宏美さん(函館)の版画作品と過去の数作品を展示。
ここに並ぶ版画の一部は制作過程も拝見させていただいた。実際に作業している時と用意された空間に展示されている状態とでこうも作品の見え方・印象が違って見えるものか…と、「版画」の困難さを感じた。
それは展示方法に限った意味だけではない。版画(或いは絵画?)の額という制約の大きさだろうか。

この参加作家の中で鈴木 淳さんは映像と自身が志功に扮した画像をつけた幟のインスタレーションのなかに版画…湿拓を置いた。一緒に展示された版木もまた傍に置かれたモニターに映る青森湾の海面と呼応するものであった。「青森十二景」と題して青森県内市内各所で撮影した映像を加工した見せ方はコミカルであり楽しい気分にさせる。むしろ版画は付け足し…「志功」を暗示するためのサインであり版画そのものや版画の技法により魅せるものとはなっていない。
宮嶋宏美さんの作品もインスタレーションの一部として使われた版画はたぶん版画という技法にしなくともよかったのかもしれない。(だから版画でもいいのであるが)

絵画として版に向かった堀 晃さんと関野洋作さんは直球勝負で版画技法と自身の世界との統合を目指した仕事を見せている。しかし仮設の展示壁面に従順にマッチしてしまったのではないだろうか。(ここは普段は会議室である)額に納めるという「制度」が作品を閉じ込めてしまうことになってはいないか…

「版画」と版も使った「インスタレーション」。
「見せたいこと」「言いたいこと」という点で思いが伝わる表現をしえたのかどちらなのか…




DVD「ゴーストシップ」を見る。オープニングのシーンはショッキングだが終盤は「ホラー・ファンタジー」恐さよりは解放される霊魂の映像が美しい。




リンク集に「高橋木工房」さんのサイトを加えました。




訃報
先月の国際芸術センター青森「思考眼展」にてワークショップもされた舞踏家の元藤あき子さんが昨夜亡くなられました。ご冥福をお祈り申しあげます。
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by aura-21 | 2003-10-20 22:22 | 展覧会


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