2010年 05月 07日

奈良桐人展 駅舎の喫茶

時々パラリと雨粒の曇天。GWの休み気分も桜もそのピークを過ぎた。


金木の私設 櫻庭利弘美術館で開催の「奈良桐人展」は本日最終日。
金木の芦野公園をめざして車を走らせる。

「芦野公園」の入口正面に建つこの「私設 櫻庭利弘美術館」に入るのは初めてでした。
アトリエと展示場所を兼ねた自宅を開放している。櫻庭さんは会合で生憎の不在。
展示している奈良さんも昨日までは居たそうだ。残念。

一階アトリエ部分の吹き抜けになった二階回廊部分が展示空間。
岩手県にある鍾乳洞を撮影した写真パネルが並ぶ。
鍾乳洞の写真という普段はなかなか入れない特殊な場所の撮影だけれど、奈良さんの写真は最初はそういう洞窟探検のノリから始まったように聞いたと思う。けれどだんだん表現に別な欲求が発生してきたのかな。単に写真パネル展とした以上の臨場感を添えたかった作家の気分が伝わる。
特殊な被写体だから、それに付与する「表現上の特殊なこと」が複雑に入り乱れると、写真展としての方に大きく傾くと「普通の写真展」に見えてきて違うようにも感じる。
作家本人の解説を伺えればもう少しすんなりと分かったかもしれないのかな。
小さなiPotに鍾乳洞内で録音した反響する水の落ちる音。耳にあてて聴きながら写真を見る。
表現としての当たり前な問題として、撮る苦労と見せる苦労の中で狙い(コンセプト)が伝わるかが悩む部分か。



館を辞して、芦野公園をすこし散策。
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駅舎を使った喫茶店。カレーセットを注文。もちろん駅のキップも売っている。

連休が終わったばかりの小雨ふりそうな雲行き。まだ少ないがチラホラいる観桜の客相手に出店がまだ軒を連ねている。
桜の花びらが舞っている風景の中に人影がまばらなのは悲しい夢の中の情景のようだ。
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by aura-21 | 2010-05-07 22:10 | 展覧会


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