2011年 01月 22日

展覧会 雑感

明日で終了する「あおもり国際版画トリエンナーレ2010」
1回しか見に行けなかったなぁ。

今回の国際版画展は全国でも少なくなっている版画に関した公募展のひとつ。
青森市では版画に特化した企画を市民へ、そして全国へ発信(この発信というのも怪しいワードだが)しようという想いは理解出来なくもないが、過去の版画展の様子を傍観してて思うのは手際の悪さとまで言い切りたくないが(気持ちはそうだけど)もったいない関係構築の可能性を活かせていないことだろう。せっかくこの街と築けた受賞版画家との関係。トリエンナーレ開催のない年にも彼らと版画を介した企画(トークでもワークショップでも版画に関した報告会でも)を持つことだってあり得るし、受賞者のその後の作品展開(過去に一度あったけれど)も考えられるだろうに。
行政が主催する文化事業がなんともうまく機能しないと感想を持たざるおえないポイントだ。
主体的に牽引する気もなさそうだし無理に出過ぎたこともしないのは行政組織特有の傾向なのか。
そつなく自分の持ち回りを極力消極的に(でも対外的には積極的を装い)動いてんだか動きたくないんだかきわどいポーズをとってルーチンにやり過ごすように終える。組織はどうしてこうなのか。
ワークショップの員数動員に家族で参加者として加わるのが仕事か。

そういうのに仕切られた国際展は、まぁ、静かに終焉を迎えるのだろう。
この静かに会期をやり過ごす感じが「役所」って感じ。
市民に気づかれなくても「やりました」の既成事実。
「見ていないのはそちらの勝手」となる。そうだね。

市内でこの展覧会のポスターをみかけないなぁ、と思っていたら市の関連施設には貼られたようだ。
版画やアートに関心のある客層に届く場所に貼って欲しいけれど、それって難しいだろうな。
(県美のチラシは人海戦術なのか、温泉のロビーやコンビニでも見かけたけれど)
会場のACACは版画トリ実行委員会と関係ない(公募審査とACAC賞で関わっている)ので展覧会運営には関わらず自分たちの次の自主企画に没頭している。
間違ってはいけない。別な組織である。知らない市民は勘違いしてしまう。ご注意。
バスの中刷りポスターはまた別のデザインのものがあるようだが、これも会場で初めて見た。
まぁ、バスを使っていない私の日常というのもある。
バス中心の生活者だとあの会場までバスを利用するのかな。
ちょっと不便。


版画展自体はどの作品も版画の新しさを追求した若くて力ある作品がそろったと思う。
出品者は真摯に努力している。見ておいて損はないだろう。
(拙作も入選しているので手前味噌に聞こえるけれど)
しかし運営主体の個々には(頭での理解ではなく)センス的に認知して主体的に自信もって宣伝して欲しいかな。
まぁ役人にとって出過ぎたマネというのが主体的に振る舞うことかもしれない。桎梏。

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ARTは作家よりも主体的にその作品を愛し嗜好する方々の後押しが一番大きいエネルギー。

今日も青森市は吹雪いている。東青津軽に大雪警報も出た。
版画に限らずアートが猛吹雪の中にあって先も見えないし動けない状態なのは判る。
役所ばかりを責めている訳でもないのだ。声援だと思って欲しい。




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by aura-21 | 2011-01-22 22:21 | 作品画像


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