AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2011年 02月 14日

盛岡の磁気

午後から国道を車でスコスコと南下。

盛岡市「ギャラリー彩園子」で今日から開催の
「小笠原卓雄 × 斎藤由朋 磁気状況 展」
18時からのオープニング パーティに間に合うかな。

直利庵で夕食に「おおもり1枚と半天丼」、小腹を満たしてから「彩園子」へ。


盛岡を中心にこの街の現代美術系作家が世代的にも幅をもって集っているようでなんだか羨望。
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「磁気状況」展はこの彩園子(サイエンス)で随分続いている企画。
私も20年前に参加させていただいたっけ。
毎回2名の作家を選考して対峙させる形で行われてきた。
画廊空間が2つ出来てからは各部屋で個展のように展示されている。


ギャラリーIは蔵を改造した彩園子1階にある。こちらでは小笠原卓雄さんが展示。
卓雄さんはこの「磁気状況」何回目だろう。ほぼ毎年出展しているレギュラー作家。
(花巻の菅沼さんもお見えで、彼のブログに画像がありました。ご参照に)
今年1月に銀座「ギャラリー檜」で個展され、その時に届いたDMから新しい仕事がこれまでの制作から見ると意外な展開という印象を持ちました。その意図を伺って「なるほど」とすこし納得しながらも、それでもそれが巧くいくのか、、少し疑問もないわけではありませんでした。
写真というジャンルでの様々な批評が確立している上で、写真の文脈とこれまで制作してきた現代美術の文脈と、その両方からどうしても考えていては見えていることに誤解も生じそうです。
まだまだ作品のコンセプトが認知されにくいような言葉の足りなさがあるように思っていましました。
「写真ではない」「写真である」
対象の表面の問題。しかし表面に表れすぎる多くのことを適宜に切り落とせるのだろうか。
感覚的にはうなずけることでも、説明的にはまだまだ差異すら理解できずにいた。
難しいことに挑戦している。今後のさらなる展開から見えてきそうなこと、傾注。


ギャラリーIIでは斎藤由朋さんの展示。(菅沼さんのブログに画像
岩手出身で現在は仙台市在住。仙台でも活動している作家。
スピード感あふれる映像。空間の配置も意外性を持たせている。
映像の中身も見とれるものがあるが、インスタレーションとしての計算にこそ画廊で見る意味が強くあるように思う。細長くしつらえた映像にはさまれて、片方は裏側から投影された映像、そしてもう片側は同じく細長く張られた鏡面。そこに映る映像。逆像と鏡像。

センダイモリオカアート」という両地のアートを介しての交流も生まれている仙台と盛岡。
仙台からは作家の青野文昭さんもお見えでした。



VOCA展 2011」に参加する浅倉 伸さんが「VOCA」のリーフレットを配っていた。
浅倉さんは小笠原さんの高校教師時代の教え子。師弟で優秀な現代美術作家です。


アルコール抜きで21時過ぎまで。
久しぶりに逢った方々とお話は尽きない。


22時には盛岡を離れる車の中。
国道4号線、道も乾いてて運転は楽勝。
帰り着いたら深夜2時を過ぎていました。
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by aura-21 | 2011-02-14 23:59 | 展覧会


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