AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2012年 10月 27日

今日の土沢

昨日は八幡平アスピーテラインまで日帰りして、今日また花巻市東和町土沢の石垣へ。
もう走りっぱなしだ。車が悲鳴をあげています。

今日も晴れ。
昼近くに現場到着。

石垣の角に位置する一番大きい岩への木版貼りを完成させる。


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八丁土蔵ギャラリーで展示している普段制作のモノタイプ版画と、この屋外の岩に貼った木版画についてのステートメント。これはギャラリー内にも掲げられている。

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「複数と単体」 橋本尚恣

版画は複数枚同じものを作ることができる技法ですが、私は1枚だけ刷って終えます。使っているアルミ金属は軟らかく複数刷るのには適さないためです。でも、ハサミで矩形に切ったり鉄筆で柔らかな線を刻することが私には適しているようです。版と同じ形に切り出した和紙を版画インクの下に貼り込んでいます。そこには手描きで墨の濃淡も付され、ますます同じものが作れなくなりました。

ひとつの額内に似た形態の版画を複数集めてみました。繰り返されるイメージです。同一の版から複数枚刷ることと、違う版で似ている版画を複数作ることとが、私には同じ意味を持ち始めました。機械的な複数から機会的な複数へ。複数と単性が版画作業をするなかでいれかわった意味を帯びてきます。

10月にはここ八丁土蔵ギャラリーから下りたところにある石垣で木版インスタレーション作業をします。公開制作でちょっと緊張しています。同じ版木から千枚単位の枚数の木版画を刷り、それで岩を貼り包みます。複数枚でひとつの岩を包んでひとつの版画作品にします。ここでも複数と単数の意味が入れ替わるのを感じます。室内の額から紙のまま屋外へ出る版画というのも惹かれます。


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今夜は土沢泊まり。

明日から雨と聞く。
うわぁ、、、雨に弱そうな素材。糊の乾くより先に流れなければいいけれど。
今日までの様子では意外と強いことが判った。
むしろ太陽光線による紙の乾燥と石の温度の上昇によって紙(一部)が張り過ぎて割れ裂けていた部分があった。太陽と雨風では、やはり太陽の方が脅威である。


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by aura-21 | 2012-10-27 16:00 | 作品画像


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