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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

aura21.exblog.jp
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2007年 10月 26日

グワイ悪い

求める答はネット検索ではひっかからないしそこには存在しない。
ネット上で自分の正体を知られずに意見や感想を自由に綴れる場所を確保している事が安心に繋がっているようなブログ多数。


最低最悪の季節が始まる。
季節の変り目の体調の悪さは、精神的にもど〜んと落ち込む。耳鳴り、止まず。何も手につかず…。



若く新しい仕事をしている作家が次々と登場しそれによってまた美術の状況や世界も次へ次へと世代交代する。
キャリアというものは若い時にしか積み上げられないし評価されないのだろうか?
続けることにもエネルギーは必要だし、忘れ去られないためにもまたエネルギーが必要なようだ。
新しさは重要だが、この国では続ける事や人知れずコツコツと積み上げる朴訥な仕草はあまり重要視されてはいない。新味・新発見・新開発へと表層的に興味をもたれる。言い方を帰ると上滑りするだけの文化度ともいえそうだ。そうした外見のモデルチェンジで興味や関心をつなぎ止めていることの経済効果もある。確かに、経済の問題は大きい。熟練度だけでは到達しえないのがアートである。同時に熟練度を基本に見るものとして工芸がある。「人間国宝」的な価値観は既に泰然としてある。
ほんの十数年前やそれ以上前に一線で仕事をしていた現代の美術家の消息はどこにいったのだろう。
何を自然と呼ぶのか自信はないが…「自然」の淘汰が厳密に働いている美術の世界…多分、「経済」の側面が大きいし「政治」的なものも入っているに違いない。今では一部のトップ作家でしか経済的な効果を産みだしえない40代、50代以上の作家。あとは切り捨てられたり「芸術的」な特別な解釈の世界でその意義を高く評価されたり(専門的すぎる世界の中だけで)…で、ようやく自らの仕事が見えだしたスロースターターな作家への眼差しはなかなか言葉にしにくい国なのかもしれない。

DVD「300」を見る。

by aura-21 | 2007-10-26 23:54


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