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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2007年 02月 06日

唐突にして潜在的

家の前に雪などがないというこの時期のこの状態、土の路面が見えている事自体驚くべき事なんだ。

病院の待合室にて。
ダウンロードやスキャンした絵画の画像をプリントアウトして壁にペタペタ。いいのかねぇ〜、こういうの。著作権とかもあるけど、なんだか趣味がまるみえ。

「絵画」ではなく画像を絵画と取り違えていることに注意しないと。絵画は絵柄でも図像でも画像でもない。テクスチャーのない出力ものを貼っても、狙いがないと意味はないのだ。賑やかさは単なる賑やかさでしかない。

敷衍して思うのだけれど…「絵画」がその技術の上手さ(写真のように描かれている)のみ評価対象であることがまだまだごく一般的にあるようだ。「写真のように上手」に描いているもので心を打つものは少ない、写真以上にスーパーリアルなものを除けば。見えないものを描いて行く事が絵画であり、ただ眼前に拡がるものを写真にしてそれをまた絵具に置き換えたような絵をありがたがる傾向はもういい加減に卒業するべき…と今更に書いてもどうもしょうがないか(笑)。

写真のような絵の次に来ているのが子どもの(ように)描くプリミティブさに「かわいい」と反応する傾向を逆手に取りそうした手法で美術に惹き付けてゆくというのもある。戦略に長けた作家はもうやっているし、それもだんだん増え過ぎて、すこし飽きられ傾向かもしれない。一番乗りして率先している作家だけが魁…というのも今更…か。



明日への準備。いつもギリギリまでやっている。早め早めにさくさく終わらせればいいのに、だらだらと次に移らない。核心に着手しない、急所を押さえてけりをつけない。いつもの癖。悪い癖。



かみさんは新たなる旅立ちを画策。いや、そんな甘いものではない、彼女にとっても私にとっても。どうなるのか。しばらくはお互いに冷静になって時を過ごす必要を突き付けられた。
まだまだ自覚がない自分。急激にいろいろな事が押し寄せる。

by aura-21 | 2007-02-06 13:19


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