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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2005年 08月 03日

準備 ND会

午後から国際芸術センター青森へ。
明日からのための準備と簡単なテスト(腐蝕液の具合を試す)

創作棟の外はセミ時雨な夏の野山。現代的な建物が建ってもこの野山の蝉の声や植物の生きる静寂さは何百年もそれ以上も同じだったのかな、と耳を澄ます。

13回目のND会へ。
棟方志功記念館 学芸員の若井秀美さんによる「詩歌と棟方作品についての考察」
会場の太田美術教室へ。

早めに付いたので近くの空間実験室をのぞく。まだ準備中のようだ。三階の展示室では藩クンの公開展示中。映像とインスタレーション。中国出身の彼は高校生。愛国心や国についての考えるという。それが作品のモチーフとなっている。その真剣さにやられる。完成形をまた次回見に行こうと思う。



ND会、絵の中に添えられた詩歌と棟方作品の関係。
油彩からスタートしたが最初の文学と絵の組み合せをする切っ掛けは国画での川上澄生の作品との出逢いからか。
棟方にとって文は作品に意味内容を付与する創作へのモチベーションを表し、詩の内容への感動が作品への意味内容への内実となったのではないか。総作品量の1/6が詩歌を添えた作品である。

日専連(ぷりずむ屋上)でのスタッフ関係ビアガーデン中へ流れて合流。
ねぶたの運行がそこから遠く垣間見れる。わいわいと飲んで食って語る。初めての場所だが数名の知った顔もあり安心感。
「あおもり草子」の関係執筆陣のお顔も。青森の文化情報発信地のひとつがここである。

二次会へ。7名ほど。
タクシーで帰宅。

明日はかみさんもねぶたに跳ねる。
日中は私はセンターで版画制作のお手伝い。

by aura-21 | 2005-08-03 00:54 | ART


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