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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2005年 07月 21日

恐山 円空 小さな温泉風呂

今日も曇っている。降り出しそうだが雨には出逢わなかった一日。

恐山の大祭が昨日から始まった。見たいと思っていた催し、出かけてみることに。大祭のピークは週末だろうから今日など道は順調。混雑もない。
青森市から2時間かからないくらいだろうか。途中昼食をとってから、カーブの続く山道を車は登る。
途中で清水(恐山の冷や水)のところ喉を…たいして乾いていないが「振り」をして…潤す水を飲んで手を洗う。三本の木の樋からごぼごぼっと強弱をつけて流れ出る水は冷たい。ここからもうすこし先に「霊場恐山」がある。

恐山へ。入館料500 円。中に入るとイタコ、そして地獄・極楽の風景がパノラマビューにひろがる。



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さすがに大祭期間中。普段は地味な印象だがこの期間には参拝者や観光旅行者で混み合い、イタコの口寄せに集まる人々が列をつくっている。
伽羅陀山菩提寺 本堂内部はきれいになり広く畳が敷かれてある。靴を脱いで上がらせてもらう。祭壇裏には大師像や円空作の十一面観音像。間近で拝観。大きな首と手だけの像があったがあれはなんだろうか。解説を見落とす。
荒涼とした地獄「さもありなん」な光景と硫黄のところどころ噴き出す殺生石な荒野。そして極楽浄土をイメージする宇曽利湖。湖の向こう遠く霞む山並。ここ自体が山頂のカルデラ湖でもある。
園内参道左手には恐山温泉として「冷抜の湯」「古滝の湯」「薬師の湯」ちょっと離れて「花染の湯」がある。入るつもりで手拭を準備してきた。「冷抜の湯」へ。丁度ひとり私と入れ違いで出てゆくところ。ひとりになってのんびりと満喫。戸外では大祭の人通りのにぎやかさ。どうして誰も入ってこないのだろう。や〜極楽極楽って、ここは地獄的でもある。地獄に仏、恐山に温泉である。夜なら絶対にひとりでなんか来ない。

2時間の長距離ドライブに温泉に入ってしまった不覚。それも眠くなる硫黄温泉である。睡魔と必死に戦いながらも帰路、「頑固豆腐」の湧水亭には必ず寄る。おからドーナツ。寄せ豆腐。
完全にかみさんを迎えに行ける時間を過ぎた。携帯に伝言。

by aura-21 | 2005-07-21 12:20


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