人気ブログランキング | 話題のタグを見る

AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

aura21.exblog.jp
ブログトップ
2005年 10月 24日

the Straight Story

月曜日。お天気はまずまず。雨の日の翌日は気持ちよく晴れ渡るから。

ホーウページをいじった午後には銀行へ。外貨預金から出品料をおろす。イギリスのミニ版画展への出品 審査料。
外貨引き出しには1ドルに付き2円の手数料。換金よりも安い。
作品送付のためのフォームを書き込んで出品料の15ドルと一緒に梱包。
「プリンテット マター」。

しかし要項書いてて気づいた。モノタイプってダメみたい。落選してもいいから出すけどね。この項目は前回の要項にはなかった項目。多分2年くらいもカタログ作って展示販売で英国内を巡回するのに「モノタイプ」じゃ採算とれないってことかもしれない。郵送の手数と作品ストックの意味も含めて入選作品にはあらかじめまとめて10部とか送って欲しい旨が書かれてた。見ないようにしようと目を閉ざしたんだけどさ。 出品料と送料の無駄かな?最近はなんだかこうした無駄が堪らなく愛おしい。自分のへそ曲がりなところに愛着してもしょうがないのになぁ。



DVD「the Straight Story」(デビット・リンチ監督)に泣いた。
老人ってなんだろ。苦い過去とか青春を抱えて歳をとる姿は誰もがみな一緒なのか。兄に会いに行く弟というまったく単純な物語にグッと来ちゃっう。俺ももう中年かぁ?
「歳とって最悪なのは若い時のことを憶えているってことさ」本当かい?
なんだかぼろぼろと涙して嗚咽と鼻水。どうしようもないね。まだその年齢を迎えてもいないのにこうも同調しちゃうのは「なぜ?」


この映画とは関係なく、敷衍して思うこと。
若者にとって大人はある意味で「敵」だった。大人にとっても「若者」は敵と映るだろう。中年になりかけた(なった)今の私にとって自分以上の年長者はいまだに敵だろうか? そして今いる20代は正体不明の敵だろうか?

自分の年齢をいまだに自覚できていないことを社会的に突き付けられる。

by aura-21 | 2005-10-24 15:25


<< 天気ばかりいい      東奥美術展の画家たち >>