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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2001年 08月 19日

絵手紙

台風が日本に近づいているようだがまだ遠い…青森は今日も快晴。
午前中に新町方面へ。珍しく歩行者天国。日曜日毎に始めたのだろうか? 中学・高校生の頃はここを週末毎歩行者天国にしていた時があった。歩いてみたかったが今日は車だったので迂回して過ぎる。

中三デパートで「片岡鶴太郎展」を覗いてみる。どうしても美術というよりはタレントの余技と感じてしまうところがある。それが逆に「自分は色眼鏡でみているかもしれない」…と、自省の気持ちもあって足を運んでみた。画集では見たことがあったが実物は始めて。見ておくのもイイかな…くらいの気持ち。もちろん余技以上の取組みだと感心したし上手く纏まっている…が、私にはどうしてもそれ以上の感動が生まれにくかった。画集と実作品の差がそれほど無い点にもがっかりした。実物作品には画集では伝わらない質感というのがあると思っていたのだが…。
私はタレントの片岡鶴太郎の方が好きかもしれない。


絵手紙というものがある。多くの趣味講座が開講されていて参加者も多いのだが、私にはそこから産まれてくる絵の全てが同質にしか見えない。先人のお手本通りのセンスや題材を上手く引き継いで誉められているだけの狭い世界に見える。
1カ所に閉じこもることで内的に拡がれるものは多く、ひとつの世界に深く身を置くことの重要さも解るのだが。それとは違う、なにか卑近な「日本人らしさ」や「日本的」という形式に無自覚に安住しかねない観者側のはまり具合も同時に誘っているように見えて不安を感じさせた。安住する不安感とでもいうのか。


午後から友人宅に集まって庭先で焼肉とビールのパーティ。
12時間もお邪魔してきました。ありがとうございました。

by aura-21 | 2001-08-19 11:59 | ART


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