人気ブログランキング | 話題のタグを見る

AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

aura21.exblog.jp
ブログトップ
2008年 03月 14日

銚子ワリー 展覧会

昼まで仕事部屋で何か描きこんでいる。なんだろう。自分でもよく判らない。じれったい。

午後から曇天の中を外出。
骨董「元禄」へ。先日買った銚子がもう1本欲しくて寄ってみた。他にもお客さんがいて店主 忙しそう。静かに十数本ある同じものの中から(微妙に違うので)選んでいる私。これはその昔、浅虫温泉にあった老舗旅館「東奥館」で使われていたものと聞く。今回もまた安くしていただいた。ありがとう。足早に帰りしな階段でよろけて持っていたその銚子を落としてしまった、、数段転げて木っ端みじんに、、、あぁ、、、、今日はなんだか厄日です。
「わっ」という声とガチャーンという響きに店主が「大丈夫ですか?」と上から声をかけてくれた。「割っちゃいましたぁ、、、」情けない自分の声と狼狽と羞恥。すると店主が「まだ同じものありますから、」と2本ほど掴んで降りてきてくれた。「すみません」とその1本をいただき、ポケットの小銭を払って(その金額でよかったのかどうかわからないけど、なんだか羞恥心が先にたってて早くその場を離れたかったんだと思う)今度は冷静を装いながら階段をおりて外に出た。
「また、ちゃんと挨拶しに来ないとな」、、、なんだか狼狽えている自分がいる。

駐車場に戻る途中「市民美術展示館」で開催の「青森市所蔵作品展〜檸檬の画家〜小館善四郎展」へ。1・2階だけが小館展で使われていて3・4階は暗くなっているな。
1階のガラスケースの中にあの赤いセーターを着た女性の絵がある。私は一番好きな作品だ。2階のフロアーでは作風の変化や晩年の作品など。やはり赤いセーターの女性の絵が置かれた室内を描いた作品。自作を描きこんだ入れ子状態の画室風景。セーターの絵への愛着の度合い。晩年の国画出展作の中に近所の(浅虫に住まわれていた)道と家を描いたものがあった。何処にでもある日本の家屋、その普通さがなんだかおかしく感じられた。浅虫の路地は狭い。その狭い道に面して両側に普通の民家が軒を連ねてその向こうに小山が見える。小山の雑木は秋の気配ですこし茶っぽくなっている。普通の家並。見過ごすほどに普通な日常を写し取った絵というのがなんだかすこし哀愁を漂わしているかのよう。もう特殊なモチーフなどは嘘っぽく形式化しててツマラナイよ、、とでも言ってそうな、、まぁ、私がそう思っているだけかな。


駐車券を入れると「200円です」とアナウンス。しかしなんと小銭がまったくないことにまたまた狼狽える。リセットして車を駐車スペースに戻し、近くの店で両替しないと、、「赤いりんご」というケーキ屋でお菓子を購入。前の客は「ホワイトデーで返すんだけんどさぁ、おんなじもの3つないがぁ?」、、店員に話しかけながらチョコケーキを買うジャージを着たおっさん、オールバックで小脇にはセカンドバック。訛バリバリ全開で話しかけている。


画材店に頼んでいた9Bの鉛筆を買う。使ってみたがあまり濃く感じない。
ガソリンを入れて帰宅。

by aura-21 | 2008-03-14 22:50 | ART


<< 何処へも      ネットで買物 韓国の作家 中古品 >>