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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2001年 11月 08日

横浜 東京うろつき

「横浜トリエンナーレ2001」の見残した所を見て廻ろうとまた桜木町へ。「赤レンガ倉庫」内の作品。現代美術でありながらこの観客の層の広さはなんだろうか。現代美術は取っ付きにくいと言われるが、ここではむずかしく考えることの必要ない空気が流れている。作品を見ていても思わず笑えそうな「わかるわかる」感じというか、うなずける視点がいっぱいある。かなりのハイテクをちりばめた構成なのだが、ハードではなくその作者、人の思いがそこには在る。

新横浜へ。
「プリントハウスOM」の尾崎正志さんを訪ねる。以前一度だけ来た場所で途中迷う。近くに「ラーメン博物館」がある。電話BOXが見つからず、ひとまず館内へ。館内から電話をするが留守電。時間潰しにラーメンを。「札幌 すみれ」が一番の行列、ついつい並ぶ。850円の昔ラーメンというのを食べる。面がやけに黄色い。冠水が多いのだろうか。もっと他の一番ポピュラーなやつを注文すれば良かったかな? 

再度、記憶を辿って歩きついに「プリントハウスOM」発見。尾崎さん在中。仕事が忙しそうだ。手を休めてくれて少しお話。仕事で私と入れ違いに6日青森に行っていたそうだ。札幌のご尊父(大学時代に遊びに行ってお世話になりました。)が長年の木版画制作を表彰されたそうで、青森の後に札幌での授賞式に寄ってから今日昼過ぎに帰り付いたとか。

プリントハウスOMは一階が画廊になっている。「カナダ交流版画展」開催中。カナダのバンクーバーにあるマレスピーナ・プリントメーカーズ・ソサエティーとの交流版画展で、カナダから3人の招待作家が三階の工房で制作中だった。尾崎さんに紹介して頂く。制作中の水性クレヨンを使ったモノタイプ多色版画の手法を詳しく説明してもらう。でも英語…半分も理解出来たかどうか? しかし帰ったら試してみたい!

丁度「神奈川国際版画トリエンナーレ2001」開催中。未見。

リンク集にそのカナダのMALASPINA PRINTMAKERS SOCIETY を加えさせて頂きました。

夕方、初台。「東京オペラシティアートギャラリー」8時までの開館だが7時を廻ると入場料は半額になるようだ。500円で開催中の企画展「EGoFUGAL」(エゴフーガル:イスタンブールビエンナーレ東京)を見る。ここでもビデオインスタレーション作品というのは昼間に見た「横浜トリエンナーレ2001」と同相。こちらの方が幾分オシャレなもので構成されているかな?
さて、上のフロアーでは寺田コレクションより「紙のうえの仕事」と称してドローイングや水彩などの作品が並んでいる。実は青森の野坂徹夫さんの水彩画が展示してあると本人から聞いてて、それでここに来たのだった。クオリティーの高い小品が並ぶ。入口の難波田龍起・史男親子の作品や若手作家のドローイングにも素直な自然にわき上がる美しさの作品が並ぶ。心が洗われる…

夜、妹と駅前の飲み屋…今回も世話になった。ありがとう。

by aura-21 | 2001-11-08 23:59 | ART


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