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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2001年 05月 10日

野沢江利子展

現在 ARIAでは野沢江利子展の開催中です。
野沢さんは昨年太田絵画教室の特別講座で当AURA版画工房銅版画教室でも版画を作りに来ていました。太田絵画教室でのグループ展参加は経験もあるそうですが個展は今回が初めてだそうです。ARIAの展示空間は今年度になってから役所の人事移動に伴い職員が増え展示空間が狭まってしまいました。…が、レリーフ作品五点の展示でスッキリとうまくまとめて見せていると思います。私は作品を作っている人には個展で見せる事をいつもそそのかします。グループ展にばかりかかわずらって抜き差しならなくなり表現もなんだか内輪受けや誰かに護られてばかりいるようで、外に向かっての自分という独立したもののなさそうな感じの場所にはいない方が良いと(断定的に)思っている人だからです。現代はそ〜ゆ〜仲間同志の一緒の展示ばっかりでは見失う事のほうが多い時代だと思います。なにかグループというよりはグルになってしまいます。グループ展もたまにはいいのですが、そればかりでは自分のバランスを見失います。集団の前に個で自分を試せ表せと言いたいですね。
初めての個展をキッカケに、これを主体的に自分の表現と向き合う道の始まりと考えたほうがいいのではないでしょうか。個展がけっして到達点に辿り着いちゃったということではないのです。まだまだやれることも多そうです。作風も自分だけのオリジナル、根源をもっと目指せるのではないでしょうか? それは結局孤独と向き合うことでしか捜せないこと、それが個展かもしれません。

知ったかぶりな言動になりました。
…これは野沢さんへの事というよりは自分自身に聞かせている言葉です。

by aura-21 | 2001-05-10 12:42 | 個展


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