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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2001年 11月 15日

話してみないと

話してみないと解らないことというのは、実は普段から解った気になっている人同志での会話でこそ、突然に表出して驚かされる。
「何のために作品を作っているのか」…という質問はよくうけることだし、相手が納得するかどうかは別として自分の中にもそれなりの答えは幾つか用意されている。そのような質問内容自体とうに過ぎたと思っている関係の人からこの質問をぶつけられった時、一瞬戸惑う。互いに人生をかけて打ち込むものがある時、その人生を無闇には傷つけあわないようにしている会話がある。だが、時にはもしかしたらその禁断の領域に土足で入り込んでしまったのかもしれない。


指摘を受けた。私にとっては本当にありがたく感謝する指摘だった。
私の「言い方・話し方」にはときに相手を追い込んでしまうようなニュアンスがある(ようだ)。自分では自分の中の積み上げた考えの延長を言葉にしている…と思っているだけなのだが。時に、それが容赦ない(かのように?)相手に突き刺さる時があるようだ。
実際に話がディベートのような「シャベリ場」のような感じに熱くなってくると、傷つけるつもりはなくても「意見で相手にとどめを刺す」ような「息の根を止めてやる…」覚悟で意見を話している自分が確かにいる。だんだんと、それではコミュニケーションにならない「現代」というものがあるのかもしれない。議論・意見・立場…自分・相手・社会…を、再度捉え考え考え言葉を選びたい。

東京時代の友人 佐々木 薫さんの個展を告知。

by aura-21 | 2001-11-15 01:03 | 雑感


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