2001年 11月 18日
シュウズホールで開催の「坂本智史 超自然原像画展」を見る。 油絵だがエアブラシを使って描かれている。一見すこし昔のコンピュータ・グラフィックスのような印象でもある。HR・ギーガーが好きだと本人も言うように、強い未知の原生生物が画面を覆い尽すなようなメージが強い。1980年代末の高校時代のものから武蔵美を卒業して教員生活を続けながら描いた近作まで新作1点を交えて10数点を展覧。この中の多くは前に黒石市内の画廊でも拝見した。弘前や東京の原宿でも展示している。次回は八戸でもやってみたい…という。作品をいろいろなところで見てもらうことは必要だ。 私自身はなかなかそれが出来ない。人との繋がりを先に意識するせいだろうか…知人のまったく住んでいない場所でも作品展をしてみたい…とは思えない内向的なところがある。最近は銀座や昔住んでいた盛岡でも個展をしてみたいという積極的な感覚が薄らいでしまった。それは、自分が住んでいる場所というのが揺籃のような役割をしているからだろうか。揺籃は守りもするが閉じ込めもする。う〜ん、守られ閉じ込められか…どちらもマイナスだな。 もうひとつ、五拾壹番館で上山耕平さんの陶展をみる。ここでの個展は5年ぶりだそうだ。陶芸教室展は毎年開催していたのでしばらくぶりな感じはしなかった。体力的なこともあってか、最近は器よりも陶の人形を作っているほうが面白いそうだ。「カミヤマ・コーヘイ楽団」というDMのタイトルにあるように楽器を持ったピエロ達を作ったものがあった。 久しぶりに五拾壱番館2階の喫茶店「ピナコッタ」に入る。
by aura-21
| 2001-11-18 01:14
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