2004年 02月 08日

弘前で2つ展覧会 活彩あおもりイメージアップ大賞

昼食後、弘前へ。
昨日からの雪で道は運転しずらいが、渋滞もなく順調につく。
喫茶「万茶ん」でコーヒー。すこし裏路地を歩く。

ギャラリー川口とギャラリーデネガで展覧会を見る。

ギャラリー川口はもと染色工場で一画を会場として貸している。
東奥義塾高校美術部による「退廃美術部展」と題された展覧会。顧問のS先生(私の知人であり彼も絵を描く作家である)の悪戯か部員の誰かのセンスか、「退廃」とは…。この世代特有のデカダンなことに惹かれる気分と傾向の作品展。だが作品そのものはそんなにデカダンじゃないか。現れた実力よりも罹っている傾向のほうに彼らの意味がありそうだ。生憎S先生は不在。部員1名とその彼の作品に「デッサン論」で何か指導的言葉をかけている初老の来場者とのチグハグな会話を背中で聞いて(聞かない振りをして)会場を出る。

ギャラリーデネガ。平成15年度 弘前大学教育学部美術教育講座による「卒業研究・卒業制作展」。デネガの2つの空間を使って14名の作品が並ぶ。見知っている方々もいたのでそれらの作品を重点的に見てしまう。
泉谷雅人さんは昨年12月の青森市で個展(西衡器オープンスペース)と空間実験室での展示を見た。〈セルフポートレイト - 罪的無我意識 -〉 写真を素材にしたインスタレーションは実験室で見たものの展開か同じ構造。並べて吊られた透明板(塩化ビニール)に刷られたシルクスクリーンには連続する人間の動き。映画と写真の中間のようで動作とか時間が見える。
佐藤あゆ子さんは先日田中屋画廊で版画を主にした初個展を見た。今回は油彩とテンペラで描かれたタブロー2点を展示〈SHINKAI〉。彼女の大学のI先生の画風(作風)に近い印象を感じた。先生の作品に似てしまうということは私も学生時代に経験がある。今回は2点だけの出品でまだこの絵から表現したいことが解らないという部分が多く、個展の方がよかった…という印象。
古坂香愛さんのインスタレーションは本人から石膏で象った全身像を椅子に座らせそこへ8ミリ映像を投影するという作品。タイトル〈記憶〉には個人的なものと見る側の観客(他者)とのイメージの共有とすれ違いが交差しているようにも見える。映像は目まぐるしく移動する視点。像は白く椅子に括りつけられ眼をとじている。記憶は触れない映像。
また熊谷晃太さんの自由に描きぬいた絵の貼りだされたスペースにもその先の楽しみな興味を感じた。



弘前に向かっている頃(13:30〜)「アピオあおもり」では、あおもりイメージアップ推進協議会、県主催による本県のイメージアップに貢献した団体を表彰する「活彩あおもり活動推進交流会」にて「活彩あおもりイメージアップ大賞」の公開最終審査があった。
候補にあがったN-Project実行委員会の「ナンシー関 消しゴム版画展」がその他のノミネート団体を征して大賞に輝いた。
おめでとうございます!
[PR]

by aura-21 | 2004-02-08 01:22 | 展覧会


<< アクセスカウンター22000      大音量で作業中 >>