2004年 04月 02日

濱田正二展 作業

朝 かみさんを送っていく時はすこしみぞれだったのが段々と雪に。夜には随分積もってた。

午前中、県立郷土館に「濱田正二 素描展」を見る。今日初日。
会場で山形文蔵さんと妻の叔父に会う。山形さんも濱田さんと旧友とか。叔父は高校時代美術部で濱田さんに習ったそうだ。濱田さんお元気に会場でテレビ取材を受けている。お耳が遠いので少々質問の受答が微笑ましい(失礼)。

濱田さん、ニコニコ顔で寄ってきてお話してくれた。
「橋本さんね、これね、自分で言うと自画自賛だけどね、表紙の絵、丁寧に描けてると思うね、ぼくは…。」終始にこやか。傍で学芸の對馬さんもマネージャーか秘書のように応対されていた。
展示ケースに入った昭和43年の竜飛を描いたスケッチブックの線は力強く確実に引きおろされた質を感じる。その後だんだん余計な力が抜けて透明な気持ちで遠い昔を懐かしむ視線に変化していったようだ。
青い背景の油彩「貨車エチュードA・B」がなんとも気持ちの静まる不思議な絵だ。小さな版画も1点あり對馬さんに伺ったらプレス機ではなく硬い茶碗の底で擦って刷ったものとか。
またゆっくりと見に行こうと思う。



雪、強くなる。国際芸術センター青森へ昼に到着。版を作り始める。
これから集中!…という時に友人で写真を撮っているUさんがふらりと現れた。前から私の制作風景を撮りたいと言ってたのは知っていたが今日は帰って貰った。すみません。今日は誰かいると、ダメだ。幾らかでも作業が進んで自分でも方向や作業量に目処がたったら撮られる余裕も出てくると思うので。それまではご勘弁。

外の景色がどんどん冬に戻る。時間を逆向きに進んでいるような感覚。
少しづつ手探りでドライポイントの針を落とす。



今日の郷土館、風韻堂コレクション。毎回見てて今日気になったこと。
縄文土器に「香炉」? その時代に香があったの?
呪術的なものだろうか? どんな匂いがしたんだろう??
形そのものは非常にきれいなのだ。用途に謎が残ることでその美しさに厚みが増す。
形とはそういうものである。なんだか解らないものの美しさって、気持ちよく振り回されるのよね。
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by aura-21 | 2004-04-02 01:45 | 展覧会


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