2003年 01月 03日

村上善男展in弘前 田中屋画廊

妻がひとりでビデオ「ウオーターボーイズ」を見ている…「むひょほほっ…」と笑う声が聞こえる…「むひょほほほっ〜」と…



3時過ぎから弘前へ向かう。田中屋画廊にて村上善男展を見る。
昨年3月に国際芸術センター青森での銅版画研修会でお会いした時には実は不調(腕が上がらない、震える)だったということを暮の詩画展の時にうかがった。当時最悪の体調の中を毎回弘前からセンターに通って銅版画に向かっていたという。その後しばらく盛岡の病院に検査入院、その入院中のドローイング20点を並べた今回の個展は氏の特別な一面を現していた。自分の体力、健康が急に衰えてきた時に愕然と対面するものがある。ここ最近の氏の著述にも見送った同胞のことや取り残された氏自身のことに触れる文章が目立った。今回の作品展では不自由な手への苛立ちとリハビリ(氏曰く)の意味でも時間を見つけては画面に向かった記録がこのドローイングだろう。点を刻むというのだろうか、手の感触を確かめながらも不自由さを認めたがらず、握った鉛筆の先を紙にぶつけて戦っている姿が思い浮かぶ。不安感・焦燥感・恐い感じのする小さな画面が並ぶ。展覧会タイトル「身体氣象學五一一」の511とは病室の番号。ドローイング作品はみな「身体氣象學 10.8.2002」という日付けタイトルになっている。8月10日付けから11月3日付けまでの闘病日記である。気象学が内に向かうとは、身体内・精神の気象であるだろう。暴風雨もあり快晴もある気持ちの気象学だ。痛々しいほどに一個の作家という人間を見せつける気象図報であった。


先月の詩画展についての感想もこの場に載せなければと思っている。自己否定になるのか自分を棚にあげての言辞になるのか…



フィラデルフィアに住む友達から年賀状。
マックを買う予定だそうだ。メールのやり取りも出来て便利になるでしょうね…待っていますよ!
山口市に住む友人から年賀状。2月に展覧会とか。告知欄に。
中込洋子さんから名古屋Gallery Tamamiseumでの「銅版画の魅力」展(17人展)の案内状を送っていただきました。同じく告知欄へ。
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by aura-21 | 2003-01-03 15:56 | 展覧会


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