2008年 08月 02日

田村晴樹展(八戸)

小雨模様の昼過ぎに八戸をめざして車を走らせる。
八甲田を越えてゆく。小雨。この天気は夜になるほど降りが増す予報。
今日から青森は祭一色。この天候が懸念されるものの、多少の雨には負けないだろう。

八戸は「八戸市水産科学館 マリエント」で開催中の「田村晴樹 水彩画展」を見るため。
途中に十和田市現代美術館の前を通り過ぎる。時間的な余裕がなく見るならゆっくりと見たいので、、、断念。次回こそ。外から覗ける館内はお客で賑わっている。
途中ルートを間違えて五戸まで行き過ぎる。農免道路を抜けて八戸市内へ。八食で昼食をとるつもりが市内への入り方を間違え辿り着けない。飛び込みで入った「沖縄そば」を出す店で昼食。
蕪島を目印に標識に沿って走るとマリエントは判りやすく発見。
4階のスペースに田村さん在廊。週末は会場にいるとは知ってたがアポなしで向かったのでお互いに驚いてから笑顔で談笑。一角を使っての展示だが若い高校生の行き来のあるスポットになっているようだ。この施設もバブルな時代のプランが市によって完成してからしばらくはあまり利用の渡合も少なかったようだが、最近、(指定管理者だろうか? 市職員有志だろうか?)様々にアイデアと活用戦略を実践し利用率が上がってきたようにもきいている。どこでも眠っている場所がまだまだあるのだろう。必ずしもアートではその利用率と実質が比例アップはしないものとはいえ、こうして展示されることは嬉しいことでもある。アートをあまりに「解る人に解ればいい」という上から目線でだけ運営しては先細りであることも事実だろう。
基本的には水産科学館であり水族館的な展示もあるその一部の区域は入館料も必要だが、工夫している姿勢と成果は感じられるというのがこの場所にいて好感を感じた。

田村さんの作品は今までも見てきている。大学時代の版画室の先輩でもあり学生時代から随分とお世話になってきた。人柄もとても柔らかくていいのでついつい甘えてきてしまった古くからの友人である。だからといって作品を見る時にゲタをはかせる気は毛頭ない。いつも新しい事に気付かせてもらっているのは彼の作品からだし、彼との会話からである。私には大切な友人であり先輩だと思っている。
作品には軽さと同時にピュアな彼だからこその普通さが漂い感じる。しかし単に普通ではなくてすごく特別に映る普通さに作品は変貌する。デザイン的え装飾的だったが、ここ数年の作品の中に見え隠れする思い出の中の風景(あるいは記憶の中で何度も蒸留したような風景)を描いた作品に今日は惹かれた。遠くに2本煙突があり空に煙をたなびかせている。周囲の余白の広さが変哲のなさにもみえそうだが、精神的な奥行きを感じさせられたし、籠められた内容には何も批判的なことはなく、「昔あった光景なんだよ」と話す田村さんの声は澄んでいる。
日々の水彩」という田村さんのオフィシャルサイトには作品画像がたくさん納められている。ご覧下さい。
マリエントでの展示は今月10日(日)まで無休・入場無料で開催中。


種差海岸沿いにすこし南下。階上直前で引き返す。雨はすこし上がってきた。この分では夜からの祭りも雨心配はなくなるのではないだろうか。、、と思ったが、空模様はクルクル変化。帰路、十和田を走っている時には雨脚も強まってしまった。

「よごしやま温泉」に立ち寄って帰宅。
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by aura-21 | 2008-08-02 00:13 | 展覧会


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