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2009年 12月 30日

函館の家

函館市役所から電話。
結局はあの家の正規の所有者は他にいたようだ。まぁ、父名義の家の登記書が(家自体は既にないのに)まだ存在し、現場がその隣地であったことも考えあわせると「間違ってもしょうがないか」とも思う。
財産価値がなくその補修にかかる費用や取り壊すにしてもかかる経費の捻出宛もないことを思えば「誤報」でよかったのかもしれない。


無駄にクリスマス・イブを函館で過ごした。まぁ、それはそれで楽しかったのだけれど。
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by aura-21 | 2009-12-30 22:33
2009年 12月 27日

陸奥新報 のれそれカッフェ その3

「隣にある現代の風土」


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 もうすぐ終わるこの1年を振り返ります。10月に盛岡と花巻でグループ展をしました。文化庁地域文化芸術振興プラン「アートスクエアinいわて」の一環で開催された四人展「アートの風」に地元作家と参加しました。
 会場である盛岡の旧石井県令邸は明治19年に完工、昭和52年に盛岡市歴史的建造物指定を受けた建物です。最近では効果的な建築物の活用をめざし美術展の会場としても多く利用され始めています。会場空間は美術展のためだけにあつらえた場所ではないため作家は工夫をします。時には場所の持つ雰囲気が作品にもプラスになる影響を吹き込んだりします。まさにアートという風の通り抜けることで建物も作品も新しい呼吸をしだすものだと感じました。天井の高さや窓の装飾や暖炉の細工も作品以上に魅力的ですが、ここで作品を観ていると存在するということの物語が紡ぎだされます。123年の時層と現代の作品の出逢いがまた和音を奏でます。
 他のアートスクエア展をも通して隣県の美術現場や作品傾向を体験的に味わえたことは非常に参考になりました。地方を立つ場として活動する作家の動向は地域ごと微妙に様相が違います。風土と人間という視点は現代でも重要な切り口であることを感じました。若手作家や美術学生が多く様々に躍動していることや、作家同志がお互いに交流を持ち、世代間でも協力関係が深いという印象を強く持ちました。風土というか気風でしょうか。
 前回ここでも触れた「アート@つちざわ」は花巻での展覧会です。その展示は広範囲に広がりまさに「街の中」のいたるところが美術のために両手を拡げて待ち受けていました。立体作品や絵画が屋内外に置かれている中で私は「おふだプロジェクト」という架空のおふだを街中の商店門口に貼り歩く計画を実行しました。もちろん宗教ではありませんが民間伝承的風味で古くこの地域にあったかのような謎の文字を和紙に木版で刷った札を各戸軒先に貼らせてもらいました。おふだの貼られた街並そのものを作品としたい悪戯な試みでした。小片紙ですが広範に貼り歩きました。そこでの街の人との出会いもうれしい美術的体験でした。
 美術の理念を深く信じ愛する者たちによって生み出され拡がる事を思えば美術もまた一種の布教的活動に通ずるものがありそうです。もちろん美術と信仰は別なものですが崇高性という気配が何か関連してきそうです。
 2つの展覧会が終る頃には風景は青森とはまた違う岩手色の晩秋に深く染まっていました。

陸奥新報「のれそれカッフェ」掲載)
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by aura-21 | 2009-12-27 15:04 | 作品画像
2009年 12月 26日

あかりのありか その5

「あかりのありか」展示作品紹介。

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流木などを多用し象徴的イコンのようなレリーフ。そこに何か西洋の宗教観が漂う。
また原初的なプリミティブさは古代的な或は原始的な力をも漂わせている。
化粧地蔵をモチーフにした絵画もその作家活動のスタート時に描いているという。そうした民間信仰に関わる造形性から何かをインスパイアーしている仕事のように感じる。

岩井康賴さんはこの「あかりのありか」の初回からご一緒させてもらっている弘前在住の作家。大学教授。
当初の「あかりのありか」の制作する制約に点灯する要素があった。この縛りは参加者の意見で変ってきた。
今回の作品は岩井さんが常日頃から制作している姿勢のものを展示している。
むしろ(参加作家全員に言えるが)その方がいい。作家は自身の表現に忠実になれるから。
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by aura-21 | 2009-12-26 21:13 | 展覧会
2009年 12月 25日

啄木の歌

晴れ渡った函館。
でも雪があちこち随分と残っている。夕方のフェリー時間まで市内観光。

五稜郭、湯の川を廻り「啄木小公園」へ。
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一緒に記念撮影。後方に函館山がみえる。

ついついこの啄木の碑の台座に彫られた短歌を「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」かと思っていたら違いました。台座には「潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇(はまなす)よ 今年も咲けるや  啄木」と書かれていました。
啄木一族の墓はその後方の函館山の立待岬にむかう途中にあります。その墓には「東海の、、、蟹とたはむる」の文字があるようです。
ちなみに我家の墓もその斜面の一角にありご近所といえば、まぁ、、そういう感じです。

昼食はこの公園に車を停め車内で「ラッキーピエロ五稜郭店」で買って来た「チャイニーズチキンバーガー」を(この味に惚れて昨日と同じく)おいしく食べました。






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by aura-21 | 2009-12-25 22:31 | ドライブ
2009年 12月 24日

函館でのクリスマス・イブ

早朝のカーフェリーで函館へ。

函館はこのシーズンには珍しく例年にない雪の量。もちろん青森から来た身にはかわいいものだ。
しかし道の除排雪は青森の方が上手い。函館の除排雪は徹底していないので量は少ないが運転し難い道もたくさんある。

函館打擲後に現場へ。新川町。
すこし道に迷いながらも該当物件を発見。あれっ? 補修されていますね。
市から補修を依頼されて行ってみたのですが、誰がやったんでしょう?
いろいろ親戚から聞いた情報を検証。やっぱりここは違うんじゃないかな?、、、
函館市役所へ電話し市役所へ。
説明を聞いても両者首を傾げるばかり。補修も市側は当方でやったものを考えていたそうだ。
誰??
謎を残したまま市側も「もう一度調査して連絡します」ということで了解。
しかし、、ここまで車を乗せてフェリーでやって来たのに進展なしとは、、、あわわわっ!
今夜は宿までとって函館泊まりの予定。来た事のない「クリスマス・イブの函館」を満喫しようかな。

函館時代から親戚付き合いをさせていただいてたKさん宅へ。待ち合わせた場所が分からず、寒い中を待たせてしまいました。家についての経緯をお話。いろいろお世話にもなりました。
その後に生まれ育った函館市内M町へ。近所だったOさん宅を訪ねる。ご焼香。

遅い昼食に金森地区のラッキーピエロでチャイニーズチキンバーガー。美味い!
金森地区はクリスマス・モードに染まっている。イルミネーション、ホワイトクリスマスツリー。

今夜は駅前朝市地区の東横イン泊まり。チェックインして、、、さて、、、どうしよう。
M銀行の函館区域の支店に勤める高校時代の先輩に電話。合流して大門横丁へ。
先輩の部下2名も合流。男ばかり4人で大門横丁で飲んでいる。なんだかねぇ。
聞くとその部下のひとりは青森市公立大学の卒業生。会話の中で安藤忠雄設計の建築が同じ敷地内にあった国際芸術センター青森だったことを知らなかったことが判明。学生って以外と視野が狭いのかな。
とほほっ(呆れ笑)
飲んだ後に〆のラーメン。だんだんそんなことも無くなって久しいけれど、旅先の羽目外し!
同じ大門横丁内にある龍鳳の黄金塩ラーメンを食べる。
!、おぉぉぉ美味いねぇ、、オススメです。さっぱり系。

ホテルに戻り熟睡。
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by aura-21 | 2009-12-24 23:53
2009年 12月 23日

弘前 海峡渡る準備

今日はすこし暖気が入ったのかな、雪が幾らか溶けている。


昼過ぎに弘前へ。
先日おとり置きをしてきた漆を溶くのに職人が使ったお椀(丼程に大きいけど)をもらいに。
道には雪が無くて運転しやすい。

街を歩くとしょぼしょぼポタポタと濡れた雪が垂れる。
遅いランチをフレンチで。味は、、まぁまぁかな。



弘前からもどる途中でフェリー埠頭へ寄る。
降って湧いた「謎の物件」のため、急遽明日フェリーで函館へ行く事にした。
現地での移動用に車で行くことにした。
しかしなんでクリスマス・イブにこんなことになったのか、、、
まぁ、イブでも何の予定もない身の上だからこそこうなったのだけれどもね。
用件が済んだら函館のイブを味わおうかな、、温泉入ってあとはホテルで寝てます。
ラッキーピエロのハンバーガーも楽しみのひとつです。



フェリーでの往復の予約。
明日の朝7時40分の便で北海道へ。
天気が悪くならなければいいけども。


NOVITAへ。
今日は祝日でした。16時を過ぎた会場にお留守番はいませんでした。
参加者のみなさんも忙しいのか、あるいは人任せなのか、、2時間程勝手にお留守番します。
「勝手知ったるなんとやら」で珈琲などを煎れて飲んでいましたら、友人とその娘2名一行が立ち寄ってくれました。2人の娘に「メリークリスマス、来年もよろしく〜」と、混同したような奇妙な挨拶と共にキャンデーと小さなリンゴをもらいました。子供ちゃんからもらうというのも逆なような気がするのですが。彼らは小さなサンタさんです。


今夜は早く寝て、明日は早朝に出発しないとね。

じゃ、ZZZZZZzzzz
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by aura-21 | 2009-12-23 23:12
2009年 12月 22日

あかりのありか その4

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野坂徹夫さん「道」。アルシュ紙を造型し中のあかりで紙の表情が浮き立ちます。
道の両側に立ち並ぶ樹々が物語の中に見る側を誘っているようです。一枚の紙が作る陰翳がこんなに複雑で深いものに変わんですね。作家のもつ表現の優しさを技量に包んであかりを染め出します。


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佐藤広野さんのドローイング「無題」です。
それぞれに風景画と人物画ですが、そこから何を見て感じるかは観た人の人生に委ねられます。
いろいろな描画素材で厚く塗り重ねられています。下地の紙は絵具ででこぼこしてそれがまた絵に表情を生み出しています。


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私(橋本尚恣)の「左樹」「右樹」。表装して左右の対にしました。版画を表装したのは初めてです。周囲の表装布の選択やデザインはすべて若い表具師さんにお任せしました。作品から感じるほとんどの要素が表具師さんの仕事といってもいいほどにその色彩やデザインに助けられました。
中央に貼り込まれた和紙に刷ったドライポイント部分が私の仕事です。

(画像は舘山大さんより提供いただきました)
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by aura-21 | 2009-12-22 22:44 | 作品画像
2009年 12月 21日

あかりのありか その3

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+dS(舘山 大さん・一戸聡子さんのユニット)の「銀河の車窓から 〜 ペガサス経由 牡牛座行き 〜」
これは作品の窓が車窓をイメージしています。その中では暗闇の中にまるで星座のように細かな泡が静かに舞っています。手前の椅子に腰掛けて覗き込みます。ゲームセンターにあるかのようで空想を拡げる装置のようでもあります。


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竹浪比呂央さん。「雪ダルマン」(中央)と「サンタ朗」(両サイド)
雪ダルマンは内部のあかりの色がレインボーに変化します。普段は大きなねぶたを作っているねぶた師さんですがこうした小さなものに注がれる愛情が滲みます。「サンタ朗」は100個以上も作られたそうです。


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北林小波さんのパステル画です。花火と螢が「あかりのありか」です。弘前で個展を終えたばかりのところに参加をお誘いし今展用に新たに描いて頂きました。
上記画像をクリックすると小波さんのオフィシャルサイトにリンクします。



(今日の画像は舘山 大さんより頂いたものです)
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by aura-21 | 2009-12-21 22:06 | 展覧会
2009年 12月 20日

あかりのありか その2

あかりのありか -Over the Light-

昨日の展示風景から作品を幾つかご紹介します。
明日以降のブログで順次画像をアップいたします(予定、、、)


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阿部太一さん。中央は絵画を箱状に組んだものです。絵画を裏返し反転させて展示しています。平面性と立体の両義性と、仮設性がテーマでもあります。内側の絵画とその空間は、身体を扱った抽象的なものです。ご本人のお話では、これは1/4模型で実際に画廊空間いっぱいに大きく設営してみたいプランでもあるとお話していました。


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対馬美佐子さん。油彩の作品です。
「あかりのありか」は当初、あかりが灯る作品を出し合うという狙いからスタートしましたが、回を重ねるうちに作家のテーマやコンセプトの中に「あかり」があればもっと枠を拡げていいのではないだろうか? という共通認識がでてきました。前々回から参加された対馬さんも普通に油彩ですが彼女のなかでは「あかり」がモチーフになっています。普段はデザインの仕事をされていますが、何かアメリカ的なカリカチュアを感じる絵ですね。


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木村顕彦さん。ガラス絵です。ガラスの裏側から着彩する方法ですから、レイヤーが逆になります。
抽象的ですが街を鳥瞰したような地図のような絵に見えたり、モンドリアンの抽象への過程のようにも見えます。
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by aura-21 | 2009-12-20 23:49 | 展覧会
2009年 12月 19日

あかりのありか その1

2004年に5人+1でスタートした「あかりのありか」は今年で6回目を迎えました。
参加者も増えて今年は21人の参加です。



今年の全体のショットです。画像提供はGALLERY NOVITA様。

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by aura-21 | 2009-12-19 23:45 | 展覧会