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2012年 10月 28日

石垣 県令邸

土沢の朝。民宿。


今日から雨という。

午前中に出来るところまでやろう、と石垣に向かう。


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最初に準備した絵(版画)によっては出来上がりも当然違ってくるが、作業手順も違ってくる。
規則的な並びにする必要があるものよりも、ランダムに貼っても全体が組み立てられる絵のほうが作業には助かるか。雨が降り出しそうな屋外で作業のモチベーションを維持するためには、そんな要素も必要なのかな。


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昼過ぎから雨。持ってきた版画も糊もなくなり、ちょうどいいのでここで終了。

強く降り出した雨の中を、土沢を後にする。




盛岡で開催中の「センダイモリオカアート」の初日、旧石井県令邸へ。
会場で作家の小林志保子さんと濱 千尋さん岡田卓也さんに久しぶりにお逢いする。
小林さんとは彼女の作品前でずいぶんとお話を伺えた。

一見すると見過ごされるような絵と思われるが、以前から小林さんの作画方法を伺っていたのでその密度を感じ思う。
「ついつい自分にいろんなことを課して描いているんですよね」と笑う。
最初に小林さんの絵を見たのもここ旧石井県令邸だった。その時には具象的な画面だったが今回はすっかり抽象的な絵。しかし描き方は当初から一貫している。出来上がった絵だけを見ているのでは気づかない。画家が絵に向かっている時間と対し方も作品の密度としてその背後に「在る」ということを想う。制作過程(要した時間の質や量、画法)にこそ作家の精神や意志や秘密がある、ことには完成した絵だけを前にしただけではなかなか伝わらないのかもしれない。展示されると同時にそれらが消える作品と、見え隠れする作品と、制作過程には無かったものが浮き出す作品とがある、ということだろうか。
話を伺うと、絵の前に立っただけでは伺い知れなかった作品の秘密=魅力にもう半歩近づける。

センダイモリオカアートは11月3日までが前期展。後期は11月3日〜11日まで。


青森に近づくほど雨の気配は遠退く。23時前には帰り着く。
疲れました、、、、、、

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by aura-21 | 2012-10-28 23:45 | 展覧会
2012年 10月 27日

今日の土沢

昨日は八幡平アスピーテラインまで日帰りして、今日また花巻市東和町土沢の石垣へ。
もう走りっぱなしだ。車が悲鳴をあげています。

今日も晴れ。
昼近くに現場到着。

石垣の角に位置する一番大きい岩への木版貼りを完成させる。


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八丁土蔵ギャラリーで展示している普段制作のモノタイプ版画と、この屋外の岩に貼った木版画についてのステートメント。これはギャラリー内にも掲げられている。

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「複数と単体」 橋本尚恣

版画は複数枚同じものを作ることができる技法ですが、私は1枚だけ刷って終えます。使っているアルミ金属は軟らかく複数刷るのには適さないためです。でも、ハサミで矩形に切ったり鉄筆で柔らかな線を刻することが私には適しているようです。版と同じ形に切り出した和紙を版画インクの下に貼り込んでいます。そこには手描きで墨の濃淡も付され、ますます同じものが作れなくなりました。

ひとつの額内に似た形態の版画を複数集めてみました。繰り返されるイメージです。同一の版から複数枚刷ることと、違う版で似ている版画を複数作ることとが、私には同じ意味を持ち始めました。機械的な複数から機会的な複数へ。複数と単性が版画作業をするなかでいれかわった意味を帯びてきます。

10月にはここ八丁土蔵ギャラリーから下りたところにある石垣で木版インスタレーション作業をします。公開制作でちょっと緊張しています。同じ版木から千枚単位の枚数の木版画を刷り、それで岩を貼り包みます。複数枚でひとつの岩を包んでひとつの版画作品にします。ここでも複数と単数の意味が入れ替わるのを感じます。室内の額から紙のまま屋外へ出る版画というのも惹かれます。


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今夜は土沢泊まり。

明日から雨と聞く。
うわぁ、、、雨に弱そうな素材。糊の乾くより先に流れなければいいけれど。
今日までの様子では意外と強いことが判った。
むしろ太陽光線による紙の乾燥と石の温度の上昇によって紙(一部)が張り過ぎて割れ裂けていた部分があった。太陽と雨風では、やはり太陽の方が脅威である。


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by aura-21 | 2012-10-27 16:00 | 作品画像
2012年 10月 26日

後生掛温泉

昼近くに起きだす。

快晴、秋晴れ、小春日和、、、か?

いろいろやることありそうなのに、ドライブぅ〜。

高速道路。
八幡平アスピーテラインで色づいた紅葉でも見ようかな、とハンドルをきる、きる、きる。
花輪SAで「クルミ味噌付 きりたんぽ」焼いてる間に店のおばちゃんが
「何処から来たの? 何処へ行くの?」と立ち話。
「紅葉目的でアスピーテライン」と応えると
「いい温泉あるよ」と後生掛温泉を教えてくれた。
今月中有効の割引券付秋田県北の温泉マップも頂く。

よし後生掛温泉!! 目的地は決まった!!!

秋田側から八幡平アスピーテラインのとば口、少し入ると後生掛温泉到着。
立寄りの大浴場。400円(おばちゃんにもらった100円割引券は使わなかった)

斜面に建つ温泉宿。長い斜面を降りるように廊下を進むと大浴場。
1時間弱でせわしなく全部の浴槽を入りまくる(悪い癖だ)。
プラス、後生掛名物 箱蒸し風呂にも入って首だけだすカタチに。
泥湯で横にあった泥を塗りたくって湯に浸る。

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いい湯だったよ〜〜
また来るぞ。次回はアスピーテラインを走破しての温泉を楽しみたいですな。


温泉を出たらもう夕暮れ。夕陽に赤く染まった空。
アスピーテラインを岩手側へ向かうともうゲートが締まってた。
今度!次回!次こそ!! と引き返しもう帰路。

途中で大館の「秋田比内や」の親子丼を経由して7号線を帰宅。

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by aura-21 | 2012-10-26 23:45 | 温泉
2012年 10月 18日

土沢〜盛岡〜青森

少し曇っているが昨夜の雨も通過しての日。

長逗留の「民宿 久保屋」さんを出る。
まるで昭和の下宿のように私物で散らかしたものを何回かに分けて車に積み込む。

石垣での今日の制作はない。準備してきた木版画を昨日使い切った。
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「ぷると」に寄ると榊原さんの展示中。
戯画化された人々を紙粘土で造形したのだろうか。カワイクきもい。それは狙った魅力だろう。
展示作業途中をお邪魔してしまった。


青森市に住むtakebayashiさんが東京からの帰路に土沢に立寄ってくれるそうだ。
「個展を見によります」と携帯にメール。
新幹線「新花巻駅」から釜石線に乗換えて「土沢駅」の到着時間を訊く。お昼か。
その時間に土沢駅へ迎えに行く。カートを引いて降りてくるtakebayashiさんと合流。
待合室を出ようとすると後ろから怒鳴り声、誰かと思い振り返ると作家の新里陽一さん。
彼も同じ電車で土沢に降り立ったようだ。すこしアルコールが入っています。
「小野嵜くんが迎えにくるから」とそのまま駅で待つという。
置いていきます。

八丁土蔵ギャラリーへ。
展示を見終えて出てきた小野嵜君と遭遇、「新里さん、駅で待ってるよ」

展示を見てもらってから一緒に昼食へ。中華。
takebayashiさんを新花巻駅までお送りして、私は盛岡へ。


作家の百瀬 寿さんのアトリエを訪ねました。
途中何度も携帯で電話しアトリエまで誘導してもらうことに。すみません。
随分と昔に一度訪ねたことがあったのですが。迷いました。
周囲の風景も変わったのかなぁ?
お仕事中にもかかわらず、いろいろお話を伺うことができました。
発光ダイオードを使った作品展への出品で制作中とのこと。仕事の範囲がいろいろ広がってゆくのも、元の仕事の懐の広さや奥行きなのか。大きな(物理的なだけではない)作品と仕事を感じさせられます。


盛岡市、ギャラリー彩園子II で開催中の「2012 岩手大学 版画研究室展」を見る。
私の在学していた時代よりも技術力は格段に高くなっているという印象。
でも、逆に版画然としていて普通に見える、、という印象もある。
モチーフの選択が不思議で楽しみな方もいるなぁ。
、、、あれから30年かぁ、、(遠い眼線)


盛岡市中央公民館の庭園で行われている「庭園アートフェスタ 現代美術と歴史の対話」を見る。
もう16時半。陽の落ちるのが早い。暗くなってきた。すこし駆け足で。
自分も土沢の石垣で現在やっているので感じることだが、屋外での展示は作品のスケールを要求される。物理的な大きさもそうだが、内容的な大きさ、、というのか、屋外という条件を取り込んだ作品の狙いや方向性に物量的なものを突き抜ける要素もないと「しょぼく見える」。だったら屋内展示の方が作品が見やすい内容ということもあろうかと。
勿論、自分のこととして考えるし感じることなのだが。


お蕎麦と珈琲。いつものコース。

国道4号線を帰宅。




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by aura-21 | 2012-10-18 23:45 | 展覧会
2012年 10月 17日

土沢 石垣 搬出 鍋

土沢滞在最終日。
日中はこの石垣に向かっての作業。

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石垣での作業はまだまだ。だが、そろそろ「ぷると」の搬出へと向かうことに。





晴れていた天気がポツリポツリと雨粒、その後は雨になってしまった。
石垣の和紙が心配、、、、。

「ぷると」搬出後に東和温泉へ。

19時過ぎから、次にぷるとで展示される作家 榊原勝敏さんと飲み会。
会場は土沢商店街の猿舘酒店、奧の離れ。
地元で採れたキノコがたくさん入った鍋。
猿舘さん、画廊のオーナー夫妻とスタッフ のりちゃんを中心にリンゴ農家のNさん夫妻、萬美の平澤さんも途中から合流。わいわいわいと話と呑みが続く。

外は雨。だが鍋を囲んで暖かい夜。




どうも途中で酔いつぶれて寝てしまった。気づくと毛布をかけてもらっている。
そのまま離れに泊まる榊原さんを残して散会。
1週間泊まった「民宿 久保屋」へ歩く。
途中の石垣現場を見たが、雨で和紙はすっかり濡れているものの剥がれの大きなところもないようだ。


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by aura-21 | 2012-10-17 23:45 | つちざわ
2012年 10月 16日

土沢レジデンス

10日より岩手県花巻市東和町土沢に滞在している。
8日より17日まで、ここ土沢にある「土沢芸術商店 ぷると」での拙作個展。

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それに合わせて、ここと八丁土蔵ギャラリーの中間にある石垣にて版画の公開制作をしている。
枚数を作った木版和紙を岩肌に貼るというもの。
日常風景の中に唐突に絵(版画)が露出している風景。

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すっかり秋めいて肌寒く10日の泊まった日から風邪ぎみで体調を崩してしまった。
この数日は秋晴れが続き屋外での仕事に最適ながらも、昼近くまで宿の布団の中で汗かいている始末。それでも着々と岩を木版画で包みこむ作業をしています。
本日でやっと体調も戻ったと思ったら明後日にはまた一丹この街を後にして帰宅する。
明日、もう少しその石垣での作業をしたら帰宅し、すぐにもまた20日(土)21日(日)も来る予定の慌ただしさ。自分の事ながらも。。。。あきれる計画性のなさ。。。。だな。
おかげで愛車も酷使されてここ何回か修理をした。




ノートPCをこの旅先まで持ち込みながらも、ネットとの接続がうまくいかない。
このブログも画廊のパソコンを借りて更新している。
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by aura-21 | 2012-10-16 17:53 | 個展
2012年 10月 08日

惑星玩具

橋本尚恣 版画展「惑星玩具」

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「惑星玩具」 2012年 ドライポイント モノタイプ 和紙 インク 墨 12 × 9.2cm


2012年10月8日(月・祝)~ 17日(水)
11:00 - 17:00  最終日は 16:00 まで 日曜休廊

土澤芸術商店 ぷると
〒028-0114 岩手県花巻市東和町土沢 8区 115番地 こっぽら土澤 102号室
TEL. 0198-29-5959


この形はどこからくるのだろう。無意識からではなく意識からに違いない。未知の彼方から飛来する隕石のように、彗星のように、そして既に身近に落下していながら発掘されずにいたこれら漂流図形たち。初めてみるはずが懐かしくもある「玩具」のようだ。謎が増えてゆく遊び。謎は謎のまま遊びがその形に愛着を育む。自らの仕事に正解はまだない。



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by aura-21 | 2012-10-08 10:00 | 個展