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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2009年 02月 19日

手加減

版を引っ掻いていて思うのは「手数をかけ過ぎているのじゃないか」ということ。適正な手数というのもないのだが、描きこみ過ぎるのも、、、どうもいけない。まるで自分の発言ばかりを連呼し他人の声に耳を貸さないような、聞いている人が困惑する。絵にだって見る人に自然としみ込むように入ってゆける余白部分、解釈の余地を準備しておかないと。その部分を発見して感じることをもっと喚起する。感受性に火をつけるトリガー、必要だろう。言いたいこと全てを一方的に言い切るだけでは何か違うような感覚。ただ言い切って聞かない、相手を打ち負かす勢いだけではない表現方法。
手加減というかイイカゲンサがどこかにないと。
それがないと制作していて袋小路に迷い込みそうな気がする。
、、、なんだろう。そうじゃないのかもしれない、、、のだけれど、、。


引っ掻いた版を明日以降に刷ってみることに。
刷るとまた違う印象を持ちそうだ。

by aura-21 | 2009-02-19 10:50 | 版画


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