2009年 10月 05日
秋晴れ。 午前中もパソコンにむかい、土澤の会場に置くチラシの文章を練る。 「アート@つちざわ」での私の作品は商店街の中にそっとしのばせている。 相方で私の行動を映像にしてこの「おふだプロジェクト」を補完しながらも自作としている山上知範くんの展示場所が「千鳥」さんなのだが、そこには「おふだ」などを作品という意味合いよりも「資料」として並べている。しかし、知らないでみるとやはりこれは「作品」と思われてしまうだろう。 そこで次回にまた土澤へ行った時に置いておきたい文章の作成です。 橋本尚恣おふだプロジェクト in アート@つちざわ《土澤》 「藝術商店街美降臨門前払」 ■ 版画と街 版画と商店街そのものを作品の素材としながら この街の外観と歴史(空間と時間)を作品化できないだろうか、、 というのが最初のプランの基本にありました そのために木版画でおふだを二種類制作しました ひとつは「藝術商店街美降臨門前払」という怪しげなものです 狙いでもありますがある種の信仰をイメージさせる版画です 私はそこに作品を設置して頂く街の皆さんアートに関わる皆さん にとって「美は降臨するものではなくそれぞれが主体的に選択し 関わるものである」という考えをこめました もうひとつは「I am a 萬」(私はそう呼称していますが) という人物の木版です 土澤ゆかりの芸術家 萬鐵五郎の描いた「冬の人物」を元に 私は木版画にしてしまいました(原画は水彩と鉛筆です) 多くの方々がこの絵のイメージを「宮澤賢治」と思われています 土澤駅は宮澤賢治の小説「銀河鉄道の夜」の始発駅です この街に相応しいモチーフが見つかりました この二種類を私は貼り歩いております 貼り歩く行動は街の方々との小さな「ふれあい」です 各戸玄関先へ奇妙な木版のおふだを貼らせていただくことへの ご理解とご了承を 心より感謝申し上げます 作品は皆様のご協力で完成してゆきます この会場「千鳥」では橋本の行動記録を映像作家の山上知範さんが ドキュメント映像として記録/編集したものを展示しております またその付属として おふだや関連資料を並べております が 橋本尚恣の作品は 商店街の中にあります お見かけください 隣家と境界の塀について見積をお願いする。 昼過ぎにその見積が連絡されてきた。 不在のお隣へメモをポストに入れてくる。 雪がちらつく前には着工したいのだが、、、 忙しい、、、 夕食中にパリの佐藤 達さんから電話がかかってきました。 お久しぶりです。お元気な声。 7月に来青した時に私は私用で青森にいなかった。すれ違い。 「青森に来たら一緒に温泉へ」と約束していながらも果たせず。 「アート@つちざわ」の街を会場にしての展覧会について幾つか質問をされた。佐藤さんも実家の宮城で来年か再来年?に街を会場にした美術展を計画しているそうで、その下準備や参考資料を集めているそうだ。土沢に関して尋ねられても私も今回初参加、まして事務局でもないので解らないことばかり。 参考にならず、すみません。
by aura-21
| 2009-10-05 22:40
| つちざわ
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