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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2003年 04月 29日

画廊主人

少し雲のあるまずまずの晴れ日。
祭日でみなさん桜を求めていることでしょう。



今日の「Spring Garden」ご来場者:
石川智美さま・須藤美友希さま・安藤明美さま・たかすぎしゅんいちさま・池谷賢一さま・本島由美子さま・ポーティクン ナティニさま・小原正明さま、範子さま・高木 保さま、眞知子さま・川野英子さま・鈴木雄二さま、忍さま・高樋全子さま・櫛引 悟さま、菜穂さま・楠美敬子さま・盛 道子さま、かおりさま。
ありがとうございました。





閉廊30分前に後を妻にまかせて喪服に着替え「あるてみの」を出る。
東伝寺。青森画廊主人 千葉龍芳氏のお通夜に参列。
遺影をはさみ集う弔問の人々、祭壇の最両端には桜の大枝が薄紅の花をつけて咲きほころんでいた。
故人にとっての辞世の花見。
式が済んで、故人次男 信吾氏にご挨拶いただく。画廊は氏が継続していかれる旨。青森市における画廊老舗の志を引継いでいただきたい。この街では画廊もまた意味深い文化の容器であり基準だろう…いや基準といわれる程になって「画廊」の枠すら越えていってほしいと密かに二代目に期待している。どんどん念うことをやっていって欲しい。僭越ながら…そんな強面なギャラリストになって、喝や檄を飛ばしてもらえる作家の末席にわたしは居たいのだ。

千葉龍芳氏には拙作を個展会場に見に来ていただき、私はただそれだけで励まされた気持ちでいた。当時、版画を求めていただき恐縮し恐る恐る画廊まで届けた記憶がある。

式場の帰り際に「父はあなたの作品を部屋に飾っていました」と伺い、いまもこれからも故人に無言で見つめられていることを感じた。
あらためて、心よりご冥福をお祈り申しあげます…

by aura-21 | 2003-04-29 23:06


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