AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2011年 11月 08日

釜石〜宮古

鉛温泉 藤三旅館の朝。
朝食前に朝風呂へ。これで5つの湯殿を制覇。って朝から何してんだ。
7時を過ぎると「白猿の湯」は女性専用から一般になる。もう一度あの深い湯船に入る。
8時、部屋に運ばれてきた朝食を食べる。

チェックアウトの時にフロントで、昨夜飲んだ遠野のどぶろく「五穀」「開拓」「開花」の内からどれか買おうとしたが欲しかった銘柄が売切てて残念。スタッフも「珍しく今日は買い求めるお客さんが多くて‥」という。
だから という訳でもないけれど、遠野を目指す。行けば買えるかな、、、
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ナビで遠野を入力。
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途中にある「めがね橋」とその下の「道の駅 みやもり」。
この道の駅の酒屋さんでどぶろくを購入。
「開拓」と「開花」、それと地ビールを2本。



昨日、陸前高田を少しだけ走った。
その光景の痛ましさに声も出ない。感情的に内から何ものかがこみ上げる。
生半可な気持ちではこの地には居てはいけないような極度の緊張を感じて引き返した。
自分が弱い人間であることを知った瞬間でもあり、それは想像を超えたリアルのなせる事と感じた。

今日はあとは帰るだけだ。昨日は予想なんて吹っ飛んだシリアスさにたじろいだ時間だった。もう一度沿岸部と向き合える力が自分の中にあるのかを見定めにゆく。おそるおそる。見えているものと自分との瞬間的な対峙。被災が我が事のように重なる瞬間と心情。

釜石市へ。

本当に本当に何も言葉も出なくなり思考がますます止り眉間のしわが深くなり胸が痛む。


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釜石大観音。この施設も一部補修中だったが開館していた。
拝観料金を払ってのぼれるところまで階段を登る。
岬の先端高台に立つこの観音はあの津波を眼下に見下ろしていたはずの位置関係。
そのすべてを見ていたのだろう。

釜石には道沿いに解体を待つ家が階下部分だけ抜き取られた形でポツリポツリと建たされている。そして多くは基礎部分だけ残して消えた家の痕跡。視線を遮る建物のほとんどない街が痛々しく露出し広がっている。途中にみた自動車学校の敷地内には大破した車が並べられている。
建設資材を積んだたくさんの工事用車両の行き交うなかに混じって走っている場違いな自分を感じる。

宮古方面へ。どこも言葉がなくなる。
とても車を停められないし、ましてカメラを向けられることすら出来ない。
何をしにここまで来たのか。自分の眼で確かめられることなどほんの少しだが、その少しのことが酷く突き刺さってくる。想像なんてすっ飛ぶように、この状況は「現実」なんだ。

住民のみなさん個々のケアはどう行われているのか、車の中からは見えないが、その工事関係車両の忙しく多量に走る様をみていると建築的には復興に向っての解体と運搬が熱く行われているようにも見える。たくさんの県外ナンバー。支援の手。


宮古から盛岡へ区界を抜けて走る。ずっと盛岡に向う車の列がつながる。
睡魔に襲われて途中の路肩で20分ほど。起きるとすっかり暗いが、長い車列は続く。
盛岡市内で夕食を簡単に済ませ、高速道路を左側に寄りすべての車に抜き去られながら帰宅。





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by aura-21 | 2011-11-08 22:22


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