2014年 03月 21日
表紙絵でお世話になってる「北奧気圏」の第10號(2014年秋頃に発行予定)の口絵に拙作オリジナル版画を入れて頂くことになりました。 現物の版画がオマケで付きます。(まぁ、、欲しくない人には余計なものですが、、、) 私の版画はモノタイプでエディション(刷り増す枚数)がない版画です。プレス機を使って版があって作るので「版画」と呼んでいますが、それを版画というのかどうか解りません。 結果、各1枚しか刷らないので部数分の400(予定)のすべてに違う版画を入れるという計画です。 自分の中では400枚(種類)で「ひとつの作品」と捉えたアートワークです。 解ってもらいにくいかもしれませんが、そういう計画なのです。 ひとつひとつに密度も持たせて全部数をトータルでひとつと括りたい思いもあるわけです。 もちろん1部づつは「散逸」します。けれども、それは理想的です。 2013年に花巻市東和町土沢にある石垣に、同じ版から刷った葉書サイズほどの版画を連続して貼ってゆくArtWorkをしました。 連続し重なりあって岩を覆う版画です。 その意味合いをずっと考えているところですが、まだよく解りません。 ここ数年、表紙とカットで関わっている「北奧気圏」で別な場所を提供していただけたと思います。 その実験に5点ほど作ってみました。 400部の製本では版画を背で接着する作業上、紙質やそのサイズで確かめておきたいこともあります。幾つか疑問点を越えてから実際の400枚を作る作業に入ります。 (上段3点と下段左2点です 北奧気圏の冊子サイズより少しだけ大きめの版画紙に刷りました) 文章では北奧気圏の方々が「聲」をテーマに寄稿されます。 文学・短歌・詩・評論など、弘前を中心とした北の文化の一翼を担う方々の文章です。 出来上がりを楽しみにしてください。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村
by aura-21
| 2014-03-21 16:16
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