2014年 11月 10日
朝9時 青森市の JAL CITY ホテル の ロビー へ。 昨年お亡くなりになった青森市出身の版画家 七尾謙次郎氏の奥様 Gail Chadell Nanao さんが氏の遺骨の一部をここ青森市のお墓へ埋葬に来日しました。 11月8日には一族の墓前を訪ねたそうです 生憎とその日は私用で合流出来ずにいた私。 「一緒に珈琲を飲みましょう」 今日は日光へ移動するスケジュールのGail さん。お時間を作ってくれました。 新町通りに出ましたが 9時をすこし過ぎたばかりの街は生憎とまだ本格始動前。 パサージュ広場の隣の EXCELSIOR CAFFE へ。 朝食も摂らずにこの時間まで待ってて戴いたようです。…すみません。 軽くサンドと一緒に珈琲を頼むGailさん。私も珈琲を。 Gailさんの大きな喪失感と悲しみを一緒に感じながら。 「彼が亡くなったら大量の作品やリトグラフの石版がアトリエに残されてて、非力な自分ではとても片付けることが大変だわ」と話されるGailさん……あぁ…… アメリカにも 彼らの友人彫刻家に二人の顔の彫られた墓石を作ってもらっているそうだ。 いつかまたそこで一緒になるんだなぁ…と羨ましく素敵に思う。 「謙次郎の形見よ あなたに…」 とGailさんは 墨と小筆と日本手ぬぐいを私に手渡してくれた。 それらが入っていた袋には 赤いリンゴも1個入っている。 七尾さんがお元気だった頃にいただいたベルソーと一緒に その形見の写真をここに載せます。 墨のケースには 「2006年 5月 支那旅行のおみやげ ゲールより戴く」 という筆文字が読めました。 伺うと彼 七尾謙次郎氏はメモ魔で日記もたくさん残されているそうです。 …Gailさんからはまた哀しい疲れが 瞬間 滲んできました。 合掌 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村
by aura-21
| 2014-11-10 09:42
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