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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2007年 02月 17日

お湯 アート井戸端

やはり寝不足で盛岡往復運転というのは堪えた。もう年だね(笑)。
起き出したのはまた15時をまわる。

鶴亀温泉。土曜の16時、混んでいる。途中前を通った他の温泉も駐車場は満車に近い。手軽で低料金の健康レジャーに近いもの。市内で新たに林立する温泉は料金は銭湯でも銭湯ではなくなってます。



夕食後に「アート井戸端会議」へ。30分ほど遅れて入室。室内は暗くプロジェクターで画像が投影されている。
今日は板倉容子さん(青森県立美術館学芸)による「もうひとつの縄文展」。過日、県美で催された「縄文と現代」展の別角度のレクチャー。縄文土器の地域による傾向の差や一般にはあまり縄文遺物として目にすることのない変わった出土品なども数点画像で紹介。西日本と東日本の地域的・時代的傾向の差は興味深い。出土品からしか推し量れない様々な縄文は謎だらけ。その土器の形と使われ方も想像するしかない。祭祀と関連づけると理解出来るようで謎は深まる。神や目に見えないものとの間合いの取れない現代人にはまずそこがひとつの壁になっているようでもあるし、ましてやいきなりオカルトや宇宙人でもないだろう。もちろんこのレクチャーでそんな「ム−」な話題にはならないが。
人(人類)がものを創ることの豊かさと不可思議さ。それらがこの形状に現れているしそれを調査研究したものからまた次の段階で「何か」を知る手がかりにしたい。その何かとは、あくまで「何か」でしかないが、意味のある「何か」だよ。

文化とか表現にも(そのすべての存在にとやかく言えないまでも)様々ある。
「今の自分に必要であると感じる表現」や「関り続けたい文化」に価値を置いて必要とする内容を選いでいるのであって、けっして「文化」「表現」の実際のそのすべてではない。チョイスできる多種多様性は規制なく多くあればと願うがしかし、関れる範疇は自ずと選んでいるし選ばれているはずなんだ。

by aura-21 | 2007-02-17 14:02


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