人気ブログランキング | 話題のタグを見る

AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

aura21.exblog.jp
ブログトップ
2005年 07月 20日

打上げ準備 メゾチント 志功私行

曇天。午後に小降り。
午前中に母の指圧の送り迎え。
昼頃に疲れてて眠い。ソファで横になる。



午後、C-POINTでやったWSのミチバタ版画&カリカリ版画のサポータ−さん慰労会の会場と日時を決める。
若い人が多かったので飲み放題/食べ放題がいいかな。
かみさんのお薦めの和香という店に電話で予約。人数はまだ確定できない。とりあえず10名で。
会場と日時が決まったのでEメルアドのある人たちには一斉送信。
あとは手紙かな?
参加可能な方々、ご連絡下さい。



15時過ぎ、小雨の中を外出。古川の「空間実験室」を訪ねる。
ネットの画像では建物を見ていたが実際に行くと1階の入り口、窓など喫茶室部分はだいぶリフォームされていて明るい。外光がふんだんに入ってくる。空気の流れ、風通しもいいな。カウンターを一番奥に持って行ったので広々している。

NさんとAちゃんが2人で作業中。この2名も先日のC-Pの版画WSを両日共に手伝ってくれた方々。メールが判らず直接にお知らせに来た次第。ガムシロップの効いたアイスコーヒーをいただく。

3階の展示空間も見せてもらう。こちらは廊下を挟んで2室は昨年と変わらず。天井にスポットライトを設置した以外はまだリフォーム途中だろうか。リフォームの力点は1階の喫茶にあるようだ。
もうすぐオープン。作業はまだまだありそうだけど頑張って下さい。
今週末土日には野点パフォーマンスでじんじんさんが来青。空間実験室で最後のミーティングもあるそうです。



青森画廊「生田宏司版画展」を見る。メゾチントによるフクロウを中心とした版画作品。確かに質の高い技術力を感じさせる仕事だ。今回は青森画廊で生田展
を開催して10回目(毎年開催して10年目)だそうだ。作家本人も初日に画廊へ来ていたそうだ。私も伺いたかった。ついつい眼を近づけて画面を見てしまう。版と刷った作品と道具(ベルソーとバニッシャー)も会場のテーブルの上に置かれている。道具を見せられるとロマンもわく。道具フェチ。特に職人の使い込んだ道具はイメージが広がるものだ。
画廊のCさんから珈琲をいただきながら見入る。
版の偶然的な傷や腐蝕には一切頼らずに写実を彫込み刷りとろうとするとその技術や感性には強い精神力も必要とされる。息の抜けない仕事のようにみえる (実際にどうかは別として)。画面からじわじわとそれらが響いてくる。

やってる人なら解るが、メゾチントやエングレービングなどは研ぎ澄まされた職人技的な要素が作品の画面の力にかなり直結してみえる技法であり版画であると思う。プロな仕事にため息をつきながら珈琲をいただく。



今日はかみさん、仕事帰りに秘密のバイト(今日だけ)をして7時過ぎに帰宅。
そのため夕食を食べ損ねたようで、雨の中を外食しに出かけるのに付き合う。
バイトの内容はまだ書き込めない。もしかしたらそのうちに明かせるかな。



東奥日報夕刊。
昨日に引き続き「棟方志功記念館開館30年(中)」の記事を読む。

私が年間個人賛助会員で1年間のフリーパスで見ていることに触れている。
誰でもしようと思えば出来ること。たいしたことじゃない。むしろリピーターにとっては安い出費だしそれが館の事業への見える形の賛助ならそれは嬉しい。
もっと多くの人が理解し実践すれば素敵なことだ。お金に余裕のある人ならもっと多く出資できるかな。

要は1回だけ見て終わったり見切ったような態度を改めるべきだ、ということ。意外と見ていないものだ。いい作品は何度見ても汲み尽くせない何かが絵の中にたくさん込められているもの。何度も見る事で見えてくることや発見することのある作品が、ここ青森に産まれた作家 棟方志功の仕事としてある、ということなのだから。



告知にその棟方志功記念館開館30周年記念特別展「行った!見た!彫った! ムナカタの旅」(棟方志功記念館/青森市)、「KOKAIDO ART SHOW 2005」(岩手県公会堂/盛岡)、「岡田卓也、加藤 隆」(盛岡クリスタル画廊/盛岡)を追記。

by aura-21 | 2005-07-20 12:16 | ART


<< 恐山 円空 小さな温泉風呂      何をしてたんだろ >>