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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2005年 08月 24日

講習会休み  青森へ

夕べは小さなドライポイントを夜ひとりになってから10点ほど作る。研究所のプレス機は大きくて良いが、インクを付ける道具やちょっとした配置には慣れていないのでスムーズさの点でてこずるもの。

6時半起床。7時前にかみさんのモーニングコールを受け取る。
なんとか起きられたが寝不足で頭の中がガンガンする。

早めに出かけて正解。三戸駅へのバスに間にあう。三戸駅で30分ほど待って「青い森鉄道」IGRに乗り八戸へ。八戸から青森までは特急。10時頃には青森に到着する。家までバスに乗っててつくづく車のありがたさを感じる。
家はカラっぽ。家人は外出中。

整形外科へ。左足首が腫れぼったくそちらの方に痛み。レントゲンを撮るが異常なし。投薬を変える。



13時から「ホテル青森」にて県立美術館開館1年前フォーラム。
はっきり言うとつまらない。基調講演も結果オーライの成果の羅列である。同じ事がこの青森県の美術館でも起るかのような(希望的)観測が空々しい。その後のフォーラムも上辺だけをなぞるような印象を否めない。会場の観客は県職員か県民カレッジ受講者のようで聴講すると履修単位を認定される年配の方々が多かったようだが。
(帰宅したら家人に「夕方のニュースで客席でメモを録るあなたが映っていた」という。気づかなかった)
しかしどうして自分たちの県立美術館のことに触れるような内容を盛り込んで宣伝しないのか?
終始 他市の美術館の宣伝ばかりでやはり呆れる。パネラーにもご挨拶にも館長予定者であるK氏の紹介がない。不可思議なフォーラム。


会場で会った友人の車で明日から展示のある「キッズ・アートわーるど あおもり 2005」の展示搬入場所へ。作品展示というものの見せ方に慣れていないのか、すこし残念な展示です。会場はデパート8階。壁ひとつ隔てて隣のイベントホールでは明日から開催の骨董お宝市の出店搬入中。テレビでおなじみの西洋アンティーク鑑定人も明日は会場に駆けつけるそうな。

友達と遅い昼食を駅前のファーストフードで済ませ、またホテルまで送ってもらう。


18時からの「棟方志功記念館開館30周年記念講演」大原美術館館長 高階秀爾氏による「美術史の中の棟方志功」を聴く。
先日ND会でおこなわれた志功記念館 学芸員 若井さんの話とも関連する志功の版画の中の文字(短歌・詩など)についての話題も。西洋美術の活版印刷と飾り文字と版画や、日本での伊勢集断簡(石山切)や宗達の絵に光悦の散らし書きなど、蒔絵硯の工芸意匠の文字と絵の関連、隠し文字を使った江戸期の絵などを紹介しながら志功の絵と文字との表現に歴史的背景を指摘してみせる。

開館30年の厚みが窺え聴き堪えのある内容ながら途中疲れで居眠りをする。講演中に小さな地震があったとか。知らなかった。


会場で会った親しい人たちと食事でもと某所へ。餃子に私以外は全員ビールを飲みだす。強力な誘惑と陥れるような誘いにめげず車で来た私は水だけで餃子を
食べ、野菜炒めを食べ、最後に塩ラーメンをシェアする。
2次会に行く人もいるようだが私はおとなしく帰宅。

久しく家を空けていたので、溜まった日誌を断片的に書くことに。

by aura-21 | 2005-08-24 02:06 | 版画


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