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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2005年 11月 03日

文化の日の青森県立美術館 

今年の夏に行われた「キッズ・アートワールドあおもり 2005」に関連して、その時作った子供たちの作品展示と創作発表を見学する目的で青森県立美術館へ。

11時半、三内丸山遺跡に建つ「縄文時遊館」前にWSを指導した先生やサポーターや参加してくれた子供たち100名からが集合し隣接する県立美術館まで歩く。秋晴れ。

青森県立美術館の開館は来年7月であるが、それまでの間にコンクリートからの湿気やアルカリを抜くための養生期間をとるため収蔵作品はまだ入っていない。美術館そのものを見せる今日の見学会は応募し抽選で選ばれた人たちを対象にまず行われている。キッズ作品は館内の一画(1階のシアターとその前廊下、繋がる2室)で1日だけの展示。本来の展示スペースではないものの、この美術館で初めに展示された作品ということになる。

子供たちの作品はシアターでの創作発表(ジャズ)と写真・野焼き・行灯・藍染め染色・紙張り造形の展示。シアター前廊下には過去の「キッズアートワールドあおもり」のポスターや写真パネルも飾られ、なんと2002年のミチバタ版画ワークショップの版画まで展示されていた。

またこの養生期間に館内を使って多くのイベント企画が予定されている。

この日初めて足を踏み入れた美術館だが、自分が今どこらへんにいるのかさっぱりつかめない。次回全館を見学できるときには判ることを楽しみにしている。

シアターの舞台背景壁は自動で下がりその向うにシャガール「アレコ」が展示されている「アレコホール」が見える構造なのだそうだ。シアターのキャパも大き過ぎず丁度いいサイズではないだろうか。

「縄文時遊館」まで戻り昼食。(まだ美術館内は飲料水も飲めない)
レストラン「五千年の星」で「発掘丼」を食べる。丼は五穀米の炊き込みような色と味。その中に魚・ホタテ・栗など大きな具が埋っていて掘り起こしながら食う。7分の1の確率でその具の中に殻付きのアサリが入っていると「ソフト栗夢」がもらえる。「ソフト栗夢」はコーンカップにモンブランのような色と形のソフトクリームがのっている。空気をたくさん含んでいるのか口溶けが速い。
3人が頼んだ発掘丼、私の丼にアサリが入っていた。



午後のテレビで弘前劇場のドイツ公演を同行取材した番組が放送されていた。ドイツ公演も評判だったそうだ。地元の劇団が海外へ進出ともなると誇らしいのだろう。この放送の中で何度も出てくる劇作家のテロップ、名前が誤っている。最初は改名したのか?と思ってしまった。番組を途中から見たので最初にその点についてお詫びと訂正が入ったのかは知らない。
なんだか誇らしさも中途半端な気持ちになる。

夜に某所で飲み。美術に造詣の深い面々。
県立美術館も来年から稼動し美術に対する県民の意識はどう変わるのだろう。
美術を取り巻く話から「青森県における美術を憂える」話まで、この夜の酒は苦かった。

by aura-21 | 2005-11-03 02:16


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