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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2006年 04月 25日

割り切れない余りの部分

前衛に対して後衛というのだろうか。何を前衛として何を後衛とするのかも判断する人それぞれでもちろん違う。
現代的なものと前近代的なものが入り混じる地方では前衛/後衛はどう在るのだろう。独自と評すればそうとも言えるが新奇に映るものをとりあえず前衛と呼んで一括りにしているようにも感じられる。

前衛芸術と呼ばれる美術史上の括りは別なところにあるのだがよく現代美術と混同されているようだ。「コンテンポラリーアート」の訳である「現代美術」。その価値のひとつに問題提起と参加体験がある。展覧会とセットで作家の(ときには作家本人の)作品解説とその作家や作品にちなむワークショップが開かれている。見て参加できるのは理解の近道かもしれない。

理解と消費。理解した段階での安心。理解できない部分というのは理解の先にいつも残されている。あらゆる手を尽くしても未知の部分が何処までも割算の余りのようにある。そのことの重要さに眼がゆく。



リンク集をチェック。リンクが切れていたり既に無くなったり移動先が不明のサイトがある。URLの変わったサイトは再度張りなおすことに。

by aura-21 | 2006-04-25 14:46 | 雑感


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