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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2005年 09月 23日

盛岡へ

曇天時々小雨の中を盛岡へ。
早めの出発を予定していたがなんだかんだでやはり9時を過ぎた。

八甲田を越えて国道4号線を南下、正午に岩手町の「道の駅」にある「石神の丘美術館」へ着く。戸村茂樹銅版画展を見る。
戸村さんは盛岡在住の銅版画家で私の大学の先輩にあたる。初期の版画から最近作までを通して観ると作家の姿勢というか時間が経ってようやく見えてくるものの大きな存在に気づかされる。森やそこでの樹木を描いているのだがもっと大きなものがそこに描かれていることがよく解る。自然を相手に描いているというよりも自然に向き合うことも作品の要素とテーマとに引込んでいるから出来る仕事とも思える。
たくさんのことを感じたがそのすべてが静寂と沈黙の作品から溢れる豊かさによることであると気付く。

盛岡到着で蕎麦の直利庵へ直行。
もう14時で店内も空いているかと思ったが祭日とあってまだまだ混んでいる。
大もりそば、カツ丼。かみさんは野菜そば。満足である。もっと食べたいものがあったがお腹いっぱいである。腹ごなしの運動で市内中心街を歩くが足の負荷が大きいのかすこし痛いな。
材木町の光源社で民芸を見てきづや(書道の紙)で和紙を買う。

クリスタル画廊にて百瀬 寿展を見る。会場に入ると百瀬さんがいらした。もちろんアポなしで知らせずに立寄ったので私も百瀬さんも同じに驚く。画廊の方にお菓子をもらった「帰りの車の中で食べてね」かみさんが受け取る。手ぶらで来たのにお土産をもらっちゃうなんて。ありがとうございます。

クラムボンへ。ここの珈琲を飲むのは私にとっては盛岡に寄った時の決まり事でもある。丁度この店を手伝っている米山くんの作品が5点展示されていた最初は知らずに「誰の作品?」と聞くと「えへへへへっ〜」と彼の愛嬌のある顔と声が全てを語る。最初は知らないで若い女性の作品かな〜っと思って見ていたので、ここで米山君の女性的な優しさを発見した?かも!

彩園子では「多摩美会展」と称し地元在住の多摩美OBのグループ展。
彩園子のオーナーの村井さんも一緒に参加していた。この冬に行った個展での模様を写真と作品プランスケッチで展示。駐車場での制作過程は見ていたが実際にどうなったかのかを知らなかったので写真が興味深い。「もの派」の匂いのする自然の気温で氷結させた氷を会場に並べて自然に融けるに任せた展示だったようだ。

雫石方面のイオンへ。かみさんの今回の旅の目的はここでの買物。
洋服を見て夕食もここに出店しているぴょんぴょん舎で冷麺と石焼きビビンバと焼肉。生憎の車ではアルコールは飲めない。残念。食後のスターバックスでの珈琲。

21時をまわってから盛岡を出発。
途中運転を交代しながら2時前に帰宅。疲れました〜

by aura-21 | 2005-09-23 00:08


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