AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2001年 01月 20日

絵の欲求

屋根から落ちた雪がすでに軒先まで達している。あとが詰まって落ちないのでスコップをもって下の雪をかき出す作業をする。汗だくでやっとかき出したかと思うと屋根で溜っていた雪が「ザザーッ」と滑ってきて元のふりだしに帰る。魔法を見せられているような…労働が無為に終ったような気持ちで肩で息をしながら呆然とする。雪崩のように流れ落ちてくるその雪に巻き込まれないように、腰までぬかりながら身をかわすのが精一杯。去年 屋根のペンキを塗っておいたので雪の滑りがいいのだが、気を付けないと生き埋めだ。



絵を描いているのには、単純に描きたい衝動もあるだろうが、なにか描き残したいという欲求もありそうだ。何を? 何だろう…厚く塗り込めるような絵具の作業で何枚も構図や絵柄が描き消されていく。一体何処までいけば一番最後の表層に辿りつけるのか。塗り込むことが掘り起こすような意味になっていく。
ずっと先のことを考えている人の話を聞いていたい…飛ばし読みする本。偉い人はいっぱいいる。その全ての人を尊敬することから始める。なめてかかっては何も見つけられないだろう…いつから自分はそうなった? 若い頃は何でも最初はなめてかかっていたような気がする…
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by aura-21 | 2001-01-20 13:21 | ART


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