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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2001年 07月 09日

キッズ

14日から始まる「キッズ・アート・ワールドあおもり2001」。
参加アーティストのユニット「PHスタジオ」のお手伝いボランティアで午後から県立郷土館へ。郷土館の特別展示室では今回参加する作家群の作品展示がある。その展示空間設営はそのままPHスタジオの作品ともなるようだ。そのために必要なパネル制作のお手伝い。5:30からはPHスタジオのもうひとつのプロジェクト「りんご箱のコロシアム」のワークショップ説明会。詳しくはホームページをご参照。


建築は作品かそうじゃないのか…という話題を友人の一級建築士とメールで話していた。その人は「作品は作らない」立場…何故なら、施主(クライアント)との話合いで出来上がってゆくべきものだから。建築士は希望を実現するための手助け、助言が仕事だから…という意見。
さて、建築以外にもより広く使われるこの「作品」なる言葉…作品はどこから生まれてきているのか。その前に「作品」とはなにをさすのか…。各人ごとにわりと曖昧に使われているかもしれない。
「作ったものは全部が作品」…でいいのだろうか?
会話のなかに現れ使われる「作品」という語を不思議な気持ちで聞いている昨今。


例えばそれが絵画だとしよう。人と付き合うことが下手な孤独癖のあるような絵描きが閉じこもってやるような仕事でもよかった時代があった(今もある)、…が現在、「発表はコミュニケーションである」…という性格が全面に出てきて描いたものを並べるだけでは追いつかなくなった部分がある。絵描きは何かを話さなければいけなくなった。何を描いたのか、どういう心境で、何を現そうと思ったのか、素材は何か、どれくらい時間がかかったのか、私にもそれは出来るのか…etc…etc。
私も美術をやっている人はこれらの質問に(答えられる範囲で)答えていくべきなんじゃないかと思っているのだが…いまのところは…。

by aura-21 | 2001-07-09 17:15 | ART


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