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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2002年 05月 12日

作業中

雲行きの怪しい天気だが時折晴れ間が広がる。

昼前に版画を作る。学生時代によく作ったアルミ板のドライポイントがこのところのお気に入りですっかり手順が板についてきた。コツを覚えてきて、ちょっと危険なのだ。ヤバイヤバイ!



午後から木工仕事。パネルを6枚作らにゃならん。家の中では出来ないので家の前に出てお天候を気にしながらぼちぼちと進める。Kワゴン車の後部シートを倒しドアを開け放って作業台に。中でベニヤを広げて角材にボンド付け。やはり急に雨なんか降ってこられちゃ嫌だし…。




現在の日本で現代美術を引っ張っている世代というのは若いのかな。
中年の域になるとすっかり淘汰されてそれ以外は何処かへ消えたかのような感じもする。だからいつも新人が新風そのもの。この淘汰というのが何かというと「美術を続けるということにいろんなハードルがある」ということだな。ハードルのひとつに評価というのもある。いやいや、なにも自分で世間様の評価など気にしていなければ関係ないことなんだけど。モノ作りは煽ててくれたり声援もらったりするとガゼン張り切るタイプが多いからさ。周囲に誰もいなくなると「寂しい人」になるんだ。
ラジオから流れてくる歌手(最近はアーティストと呼ぶ)でも今年になってぜんぜん聞かなくなった声というのもある。あの人は今…寂しい空気のなか 何処かで孤独とも戦っているのだろうな…戦うのはいいことだ。
評価は一時的な結果でしかないが、そんな結果でもケリをつける意味で出せないと次に進めない。

by aura-21 | 2002-05-12 20:36 | 版画


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