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AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2008年 07月 20日

Cと恐山 打合せ

眠られず、すこし寝不足のまま朝を迎える。

朝食を食べてからCの泊まるWホテルへ車で向かう。
夕方のJRで東京へ帰るまで時間のあるCを誘って「横浜・恐山」ドライブ。
男同士で車中に何を話すのか、、、。まぁ、結構いろいろお互いの近況や思い考えること、、をとつとつと、、、と、、と、。何の解決にもまったく繋がらないが、話すことでおろせる荷物もあるのか。
、、50歳男の2人である。


横浜町はCのリクエスト。昔仕事で会った人が地場産品のお店に関わっているという。道の駅で手がかりを聞くとすこし行った先のドライブインに居ることを教えてもらい向かう。
菜の花アイスが有名なその店で、Cと離れて売店を見り、Cと一緒にその人物からアイスコーヒーをご馳走になりながら下北方面の観光パンフをもらい「恐山」をめざす。このドライブインは観光バスも中継地点で利用する場所のようだ。恐山への案内道標のような役割もあるのだろうと思う。


7号線を恐山めざす。
丁度、恐山は大祭の最中である。車道は上り下り共に混みそうな予感がしていたが左程の渋滞もなく順調に到着。Cとは高校の同期である。高校時代にこの恐山へ一緒に出かけた事がある。文化祭で使う写真撮影であった。そのCとまたこうして訪ねた恐山は当時と比べると随分綺麗になり観光化している。
とはいえ、あまりじっくりとは観光していられない。どうもCは車酔いして体調が悪そうだ。途中の山道は蛇行し、私の運転もあまり丁寧ではなかったかもしれない。

恐山といえば「イタコ」である。前回来た時と比べるとイタコのブースは少なくなって並ぶお客は長い列を作っている。
Cと恐山 打合せ_c0156162_23122449.jpg


16時には青森駅前に彼を送り届けるために早めに帰路につく。
途中で廻るお寿司を昼食にご馳走になる。まだ酔いのせいか食欲のないCである。




Cと駅前で別れ、16時からある打合せがあり、そちらへ。
私の従兄弟M・G は職場のサークルで絵を描いていた。何度かそのグループで展覧会をしていたことを知ったのはもう彼が亡くなってから後の事である。私と10数歳しか違わない彼はまだこれからという年齢で亡くなった。亡くなった日、街はねぶたの最中であった。
今回彼を知る仲間の面々が「展覧会をしよう」と立ち上がり、今日はその打合せも兼ねた顔合わせと飲み会である。車を自宅に置いてから伺おうと思ったがその時間もなく訪ねる。
だいたい作品の選別も終わっていたようだ。空気はもう飲みの体勢に入っている。集まったメンバーは従兄弟の世代かそれ以上の面々。従兄弟も生きていたら既に還暦だろう。この中で私は一番の若輩になる。車は代行で帰る事を決めて乾杯にお付き合いさせていただく。
ご友人の皆様、どうぞよろしくお願いします。

会期は8月 2日(金)〜 4日(日)、会場は伍拾壱番館ギャラリー。
案内状はこれから製作するそうだ。油彩タブロー、デッサン、写真を予定している。
家族に尋ねるとどちらかというと彼を知る友人・知人に向けた「偲ぶ会」的な展覧会を考えているという。より広く多くの方々に絵を見てもらう作家の展示というよりは、彼の人柄を知る人への偲び追悼する気持ちの展覧会だそうだ。作品にはどうしてもその描いた人の思いや技術や視線が表れる。ヘタとか巧いにも関係ない。むずかしいことは考えずに展示したい。
遺族も友人も、もしも彼が生きていたら絶対に展示を承諾しなかっただろうね、、と知っていての展覧会である。

by aura-21 | 2008-07-20 22:28 | ドライブ


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