AURA版画工房 日誌部 「むげたほげ」

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2007年 07月 25日 ( 1 )


2007年 07月 25日

秋田の画廊とか 男鹿のなまはげ

6時過ぎには眼も醒め服を着ている。初めて訪ねたお宅の朝のスケジュールが判らないので、そうのんびりと寝坊しているわけにもいかない。さりとて、家人も起き出す前から近所を散歩して歩くわけにも行かない…。丁度いい頃を見計らって階下へ降りる。
小学校へ通う娘もまだ起きていない。小学校には何時に家を出るのかも知らない自分。朝食の準備をしてくれているお母さんに新聞を進められて地元の展覧会情報などを見る。友人も降りてきて珈琲を出してくれた。

夕べ市内の小学生が下校途中に不審な男に手を掴まれたというニュースがあったらしい。夏休み前の最後の登校日、一緒に登校する子供たち。教員・父兄のその事件のせいでの注意・警戒もあるようだ。友人は毎朝娘を送り迎えしていたが今朝は最後の登校(この1ヶ月ほどの臨時入学で9月からはまたアメリカの学校が始まる)、別れる同級生と最後は一緒に登校したいそうで、送らずに自由にさせたようだ。

友人も秋田は久しぶりで市内の美術系の展覧会情報や画廊については詳しくない。市内に住む義姉に電話で情報を聞いてもらう。
午後の小学校終業時間まで、市内画廊見物に付合ってもらう。

アトリオンへ。建物は広く複合施設だが2階の千秋美術館へ。
企画展では「わくわく、ドキドキ 地球へのメッセージ展 〜地球環境世界児童画コンテストより〜」、コレクション展(常設)では「アートの散歩道」の洋画編と日本画編が各部屋で。岡田謙三記念館というのもあったのだろうか? 見過ごしたのか? 失敗。
三階の展示室をちらりと覗いて出る。

中央通りの秋田キャッスルホテル2階に「フォーエバー現代美術館」というのが出来たそうだ。グローバルとローカルとその中間をグローカルと称してその両方に跨ぐ活動を展開したいそうだ。残念ながら立寄らずに来てしまった。

市内でも若手の人の展示がよく行われる画廊として教えてもらった「cocolaboratory」に向った。夜には賑わいを見せるかのような雰囲気のある飲み屋街の通りにある古いビルの1階にその画廊はあった。丁度 秋田市内在住の作家 佐藤公聡展「夏展」が初日。中に入ると意外と広いスペース。画廊の若い女性担当者に伺うと台湾や中国で活躍している作家だそうで、向うでは社会現象にまでなった作風の作家さんだそうだ。今展も29日で終わったらそのまま台湾へこれら作品は送られるそうだ。抽象油彩絵画。私は好きな絵でした。

この同じビルの2階にはお洒落な喫茶店がありました。「石田珈琲店」古い西洋の椅子や昭和レトロな薫りのするテーブルなどお洒落に置かれています。珈琲も豆販売所は別にあり、ここは喫茶部だそうです。ビルの反対側は旭川で喫茶室の小窓が川に面しています。今日の秋田市内も直射光の強い日で木陰で川からの風も流れて気持ちいい場所でした。私は寺町浪漫という珈琲を頼みました。美味しい珈琲でした。お薦めです。(市内の人はご存知でしょうね)
同じく3階には書籍販売「まど枠」というアート系書籍の多く扱う本屋さんがあるそうです。(伺えませんでした)

cocolaboratoryで教えていただいた画廊「galerie TURM」へ。版画の展示が多い画廊とか。最初は自信がなく気付きませんでしたが、ここは昨年の3月5日に版画家の鈴木吐志哉さんの個展を見に来た画廊でした。秋田市内まで車で来たのはその時が初めてでした。
生憎と店は14時から開店する併設のカフェの準備中。現在展示の作品は常設展示的に飾っている期間だったようです。
店の中を覗く我々の怪しい様子にオーナーさんがお店を開けて中に入れてくれました。ありがとうございます。
オーナー独自の眼で見つけた若手や中堅の作家で会期中に1度はこの会場に来られる方という条件で展覧会はされるそうです。
これまで版画が多く扱われて来ましたが最近は彫刻やタブローの展示もされたそうです。
開店前のお忙しい時に時間を割いてお話くださいました。偶然にも村上善男さんも訪ねられたことがある画廊でした。さすが村上さんです。
また秋田に来た時には立寄らせていただきます。ありがとうございました。


娘さんの小学校へそのまま向い丁度終わる時間に間に合ったようだ。
娘さんは昨日と同じく車には乗らずにカバンだけ乗せ、走って帰る。活発な子です。

家の前で家族の皆さんと一緒に記念撮影をして間もなく、14時すこし回った頃においとましました。お世話になりありがとうございました。
また会いましょう。



国道7号をまた北上。左車線を走っていたら進路変更できなくて「男鹿国定公園」方面へ曲がらざるをえなくなった。急ぐ旅でもなく、ちょっとの時間だと思い「なまはげ」を探して走る。途中途中に巨大な「なまはげ」のモニュメントが路傍や橋梁の欄干にデザインされている。中には「なまはげ販売所」というノボリの先に地場産品販売店で「なまはげ販売所」があったり。

「なまはげ館」の道標に村落の中を走る。途中に小さなお堂を発見し車を停める。「真山の万体仏堂」(県指定有形文化財)とある。三間四面の堂内には壁も天井にもびっしりと杉の木彫の仏体が約1万体整列している。なかなか見られない貴重なものだろう。しかし人っ子一人いない。靴を脱いで堂内に上がらせてもらう。

その道をもうすこし車でのぼると「なまはげ館」がある。隣接して「男鹿真山伝承館」も。
「なまはげ館」は後40分ほどで閉館。隣の「伝承館」ではその最終回もあと10分後くらいに行われる慌ただしい時間。両方を見るチケット(800円)を買う。

なまはげ館では男鹿市内約60地区で行われているそれぞれのなまはげの面・衣装などの実物展示。なまはげにもいろいろと地域毎の個性があることに感心する。ゲゲゲの鬼多郎にでも出てきそうなユーモラスなものもある。

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隣の「男鹿真山伝承館」へ。丁度名古屋からバスで乗り付けた団体と一緒になる。
ここでは年末だけ行われるなまはげ行事の再演を見せるもの。古い民家のしっかりした土間と梁、囲炉裏を囲んで主人となまはげのやりとりを間近で見る。サービスで客にも絡む演出。小さな子供や女性にもなまはげはサービスで驚かしてくれる。時間は20分くらい丁寧に演じてくれる。お土産はなまはげの蓑から落ちた藁。お守りになるそうで小さな破片までお客さんは拾ってゆく。掃除の手間が省けるというのも。

続いてその先にある「真山神社」は平安時代以降、神仏習合の霊山として栄えた。神社ながらも仁王を配した山門があり、拝殿のその上には薬師堂があり可愛い日光・月光菩薩と四天王に囲まれて薬師座像がある。
もちろんこの神社はなまはげの発祥の地の要の社であるそうだ。



随分遠回りをした。日本海を左手にみて走れば青森に向うだろうと安易に考えていたら、何故か右手に現れる海。どこを走っているのか判らなくなるうちに「入道崎」に出てしまった。北緯40度のラインを表わす石のモニュメントが並ぶ。
青森の友人からの携帯がなる。「今秋田の入道崎」というと「おお、そこは私の好きな場所のひとつだよ」と。後で知ったが息子は秋田大学だったのでよく来ていたようだ。帰りの道を聞くと今来た道を戻ってゆけばいいという。当り前だと思いながらもまた海が右手に見える状況になった。どうも途中で左に行く道を見落としたようだ。結局は八郎潟を抜けて7号線に戻れたようだ。左手に遠く夕陽が沈む。空が真っ赤に染まっている。

夕食を食べそびれ大館市内の7号線は直角に曲がる辺のラーメン店に入る。比内地鶏を使ったスープとか地鶏の餃子というが、濃厚感がいまひとつな感じ。麺もちょっと茹で方が固め過ぎ。

0時を過ぎる前には無事に帰宅。やれやれ…
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by aura-21 | 2007-07-25 20:37